八月の青い蝶
周防柳 集英社文庫・626円
昭和20年の夏、一瞬にして絶たれた小さな恋
昭和20年の夏、8月というと、日本人なら必ず思い出す広島・長崎への原爆投下。
この小説は、その事実を風化させてはならないという想いを、原爆文学というかたちを用い、語り継いでいます。
昭和20年と現代の8月が交錯しながらストーリーが展開。小さなチョウの標本が軸となり、淡い恋が回想されます。
被爆したあの日、青いチョウの羽化を見に行こうと約束した亮輔と、希恵。それは果たされなかった約束だった。
さまざまな人の物語や想いでさえも、あの一瞬で絶たれてしまった。
でも亮輔にとっての8月の記憶は、空に舞う青いチョウであったのかもしれません。

大垣書店四条店 小林素紀さん
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