川岡東小学校の南、桂川街道沿いにある「産直ひろば」(西京区)。地元の農家から届けられた新鮮な野菜を販売しています。
入り口付近で目に入るのは、農家手作りの総菜やお菓子。奥には鮮魚、精肉、そして野菜のコーナーが広がっています。
「花が付いているキュウリもあるんですよ」とは、店長の西村真さん。見れば、黄色い花が残っています。
「とれたての証拠です。近隣住民の方はもちろんですが、遠方からも多数来られています。飲食店の方もいらっしゃって、店で使う、ルッコラやクレソンなどの野菜を買っていかれます」
生産者の名前や顔写真がわかるよう、棚にはパネルを設置。「これは農家の人に作成してもらっています」と西村さん。
スタッフだけではなく、時には生産者が店内で接客しています。レシピや保存方法といった詳しい話が聞けると、来店者から喜ばれているようです。
「棚の高さは約160cm。一番上の段はお客さまの目線に合うくらいにしています」と、横田貴史さん。阪急「洛西口」駅の東に店を構える「新鮮激安市場! 洛西口店」(向日市)の店長です。
「手に取りやすい高さかと思います。商品の陳列の仕方にも工夫が。例えば、子どもが喜ぶおもちゃ付きのお菓子は、下から1~3段目に配置しています」
高さにこだわる理由はさらにもう一つ。「棚が低いと照明の光が店内に行き届き、清潔感が出ます。見通しの良い、開放的な店だと感じてもらえたらと」
棚の高さは、店の印象を左右するポイントにもなっていました。
金曜日は焼き鳥の日。近所の人たちがそう楽しみにして足を運ぶというのが「スーパーマーケットいけもと」(宇治市)です。近鉄「大久保」駅から府道15号線を北東に。城南荘児童公園の近くにある同店の前の屋台では、大ぶりの焼き鳥が香ばしく焼き上がっていました。
「金曜日の夕方に、焼き鳥の販売をしています。屋台は夫がデザインしたんですよ」とは、池本忠義さんと店を営む妻・誠さん。「焼き鳥のタレは20年間継ぎ足してきました。大型店やコンビニに負けないよう、特徴を出したくて。調理師免許を取り、焼き鳥などのお総菜は全部手作りしています」
店先で汗を流しながら焼き鳥を焼いていた菊地隆弘さんは「今日は40本も予約注文してくれた方がいました」。タレと塩の2種。好みが分かれるところだそうです。
船岡東通沿い、神光院の北に立つ「エムジー西賀茂店」(北区)。鮮魚売り場に向かうと「まずはタレを作ります。ネギを刻み…」と、料理番組のような音声が聞こえてきます。
鮮魚売り場では、魚の調理法を紹介する1分ほどの映像を常時放映。取材日には「鮭の葱胡麻味噌焼き」「鯛の焼き煮」の調理風景が映し出されていました。
「その日一押しの魚の調理法を流すようにしています」と話すのは、鮮魚売り場にテナントとして出店する「西浅 西賀茂店」店長の奥田純也さんです。「素材にこだわって入荷した新鮮な魚を、よりおいしく食べていただければと思います」
今後はウナギの調理法を放映予定。その時々に知ることができる、旬の魚レシピをお楽しみに。
買い物中は「こうしたらよりすてきな店になるのに」と感じることも。読者からスーパーへのリクエストを紹介します。共感するポイントはありますか?
こんな店が身近にあったら…。読者に聞いた、そんな理想のスーパー像をまとめました。便利なサービスやうれしいポイントが詰まっています。
誰でも参加できる交流スペースがほしいです
(ちょこっとママサン)
一定金額以上購入すると無料で利用できる、託児スペースがあると助かります(ST)
子ども用のセルフレジはお手伝いにもなりそう(けろこ)
屋根がついた広い駐輪場は便利(ちょこっとママサン)
フリーマーケットができるスペースを用意して(FM)
レシピが商品と一緒に置いてあると役立つのでは(KY)
イートインコーナーで買ったものを食べたいです(KK)
新鮮な品やおいしい総菜が充実していると魅力(pafu)
対面式の精肉店、菓子店などの個人店が並んでいると楽しいです(KS)
季節の写真や絵を飾る、アートギャラリーを作ってもらえたら(れいこ)