4月からスタートする「電力自由化」。名前は聞くけどわからない…というアナタ、実はどの家庭も関係ある話なんです。そこで、基本からお得度までがわかる紙上特別講座を開講します!
これまで、家庭向けの電気は、地域の電力会社が発電から送配電、販売までを担当してきました。4月からは、電力会社以外の会社も発電所をつくって発電し、好きな価格で電気を販売できるようになります。販売する地域も自由。今後、電気は“選んで買う”時代になるのです。一方、「送配電」は、従来の電力会社が担当します。
発電所を持つ企業だけでなく、電気を仕入れて売る販売のみの会社も多く、現在40社ほどが家庭への小売りに参入予定です。どんな業種か大まかに分けると、ガス・石油などの「エネルギー産業」、携帯電話・インターネットなどの「通信会社」、鉄道・ケーブルテレビなどの「生活密着型サービス」。これに既存の電力会社を加えた4業種が、各社の特徴やノウハウを生かして電気を販売します。
電気が届く道のりはこれまでと同じ。各社の発電所でつくられた電気は同じ電線に流れ込み、各家庭に届きます(右図)。この流れの量が一定になるよう、国が監視しているため、停電したり、不安定になることはありません。各家庭には、通信機能付きで自動検針できるスマートメーターが新たに設置。使った分を契約している電力会社がモニターし、料金を請求します。
現在、次々と料金プランが発表されていますが、使用量が多い方が割引率が高い傾向があります。電気と通信費やガスなど別の“何か”とセットで契約するプランや、長期契約での割引、ポイントの付与などでお得になります。ただし、契約期間が定められ、途中で解約をすると違約金が発生するものもあります。契約内容をしっかり理解し、家族のライフスタイルに合ったプランを探してみて。それが節約につながると思いますよ。
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