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歩いて、眺めて“グリーンタイム” 緑を感じに北へ南へ

美しい自然に囲まれて、気分もリフレッシュ! 森林浴ならぬ〝緑浴(みどりよく)〟ができるスポットを、京都府の北と南に分けて紹介します。ゴールデンウイークにちょっと足を延ばして、家族で出かけませんか。

南部エリア

川遊びに、山遊び!/湯船森林公園

小林真理子さんと大河くん。敷地内には、このような遊具も点在しています

JR大和路線「加茂」駅で待ち合わせをしたのは、読者・小林真里子さん(42歳)と大河くん(10歳)親子。ここから、「湯船森林公園」へ向かいます。30分ほど車で移動すると、もうすっかり山の中! 公園という名前が付いているものの、敷地内は“山そのまま”という雰囲気です。

入り口付近で目に入るのが水深10~20センチの川が流れる親水公園。小林さん親子と、まずはこちらへ。「水遊びをしながらバーベキューを楽しめるのがいいですね」と小林さん。そう、川岸では食材などを持参すればバーベキューができるんです(コーナー使用料が別途必要。コンロは事前予約でレンタル可)。大河くんは石や中州を利用してぴょーんぴょん。上手に川を渡って遊んでいます。

園内の道は整備されているので歩きやすいですよ

では、もう少し公園の奥へ行ってみましょうか。公園は、山の斜面を利用して散策路が整備されています。どこに行くにもちょっとした山道を歩くことになるので、すっかりハイキング気分。 「ゆっくり散策していると、マイナスイオンを感じられて気持ちいいですね」(小林さん)。夏には、昆虫採集もできるそうですよ。園内を巡ることで気軽に自然を感じられそうです。

DATA
和束町大字湯船小字藪田、TEL:0774(78)2001
  • アクセス京奈和道山田川ICから国道163号を経由し、府道5号を北へ午前9時~午後5時。小学生以下100円、大人200円。駐車料金1台・500円

ゆったりと森を散策/童仙房エリア

高麗寺からの森の入り口。高麗寺の手前にある「不動の滝」の標識に沿って、森に入ることもできます

南山城村、標高約500mの高原・童仙房(どうせんぼう)エリア。JR関西本線「大河原」駅付近から「童仙房」と書かれた看板を目印に、約30分ほど車を走らせると到着です。

今回の目的地は、北に位置する森。さらに車で15分ほどのところの高麗寺の右手にある入り口から歩き始めます。舗装されていない道は土がふかふかで、知らず知らず足取りも軽やかに。頭上の緑がつくる木陰は気持ちよく、緑をゆったり眺められます。右側は開けていて、近くの山もよく見えました。

緩やかな勾配が続く道を進んでいくと、木が多くなり、少し薄暗い道に。同じ森でも、こうした変化を感じられるのもおもしろいところです。森の奥には村内で一番大きな滝「不動の滝」があるので、ここを目指していくのもいいのでは。

DATA
相楽郡南山城村童仙房簀子(すのこ)橋周辺
  • アクセス国道163号線、南山城村の交番前から北へ。南山城コミュニティーバス「簀子橋」停から徒歩約10分 ※毎週水曜運行

小学校が、懐かしさを感じるギャラリーに/は・ど・る(田山生涯学習センター)

足音の響く廊下や背の低い手洗い場など、懐かしい風景に出合えます

2003年に廃校となった田山小学校。今はものづくり施設「は・ど・る」として生まれ変わっています。

JR関西本線「月ヶ瀬口」駅から木津川を渡った先に続く、山に囲まれたのどかな道。ここを車で5分ほど走った左手の坂道を上がると見えてきました、昔ながらの木造校舎です。

中に一歩入ると、木製の廊下や天井が目に入り、なんだかタイムスリップした気持ちに。通っていないのに、つい「懐かしい」とつぶやいてしまいました。

工房として利用されている各教室のドアを開けると、木工や動物のペーパークラフトなどの展示がずらり。教室のいすや机が使われた、レトロでかわいらしいカフェもあります。

それぞれパンづくり、木工、わら細工、皿の絵付けなどの体験も受け付け(要予約)。詳しくは公式ブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/welcome_huddle)でチェックを。

DATA
相楽郡南山城村田山中シヨジ。
問い合わせは南山城村役場むらづくり推進課=TEL:0743(93)0560=まで
  • アクセス国道24号から国道163号を経由し、府道753号を南へ。南山城村営バス「宮の前」停から徒歩1分
  • 営業第1・2・3の土日

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