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あなたもタートルネック美人

寒くなってくると、首回りが暖かいタートルネックを着る機会が増えますね。ところが着てみると、顔が大きく見えたり、体のラインが気になったりということはありませんか。そこで、着こなしのテクニックをファッションのプロに教えてもらいました。この冬は、寒さ対策だけではなく、おしゃれアイテムとしてタートルネックを手に取ってみては。

暖かいから着るからおしゃれだから着るへ

「アート・カラー」 代表
能口祥子さん
カラーコンサルタント、フォトスタイリスト。大阪工業大学非常勤講師。ファッションコーディネーターやセレクトショップの運営に携わった経験も。「タートルネックのみで着ると、全体のバランスがとりづらいので、ほかの服やアクセサリーと合わせてファッションを楽しんで。姿勢にも気をつけたほうが良いですね。猫背だとボディーラインがキレイに見えません」

「首まですっぽりと覆うタートルネックは、体のラインが分かりやすいものが多いので、胸が強調されて見えることがあります。また、体をカバーする面積が広くなることで、やや太って見える場合も」とカラーコンサルタント・能口祥子(のぐちさちこ)さん。

「胸が気になるときは、体にフィットする薄手のものは避けて、ハリがある素材で厚手のものを選べば目立ちません。ただし、ぽっちゃりとした体形の人は、あまり厚手の素材は選ばず、薄手のタートルネックの上に、ボディーラインを隠すシャツやワンピースを重ね着するといいですよ」

ほかのアイテムと組み合わせたり、素材を変えたりと、工夫次第で印象が変わるのですね。 続いてタートルネックをおしゃれに着こなすコツを紹介します。

美人のコツ 上着のネックレスで縦のラインをつくって視線を分散 「タートルネックを着るとき、意識してほしいのは縦のライン」と能口さん。「タートルネックの上に羽織ったシャツやジャケットの前を大きめに開いたり、ワンピースを上から着て縦のラインをつくることでスタイルがきれいに見えます」
このとき、タートルネックとスカートやパンツの色やトーンをそろえ、一体感を持たせたうえで色の異なるシャツやジャケットを羽織ると、より縦のラインが際立つとか。 さらに、タートルネックファッションに欠かせないのがネックレス。
「ロングネックレスでも縦のラインをつくれます。ロングでなくても、大きめの装飾が付いたネックレスでVラインをつくれば、首元がすっきりとした印象に。ネックレスに視線が行くため、小顔効果も期待できます」 美人のコツ 顔の形や首の長さに合ったネックの高さを探して ネックの高さにも着こなしのコツが。
「基本的には、フェースラインまでピッタリくるものを選ぶと、きれいに着こなせます。逆に、ネック部分から首が見える長さのものは、遠目から見たとき顔と首との境目があやふやになり、顔が大きく見えてしまいます」と能口さん。
ただし、顔の形や首の長さによっても似合うネックの高さは異なるそう。 「ネックが首元まであると、丸顔の人は顔の丸さがより強調されますし、首が短い人は窮屈に見えることも。こういうときは、ハイネックや首回りに余裕のあるオフ系のものを選んで、ちらりと首を見せたほうがいいですよ」
タートルネックは一度折り返して着るのが定番ですが、ボリュームや高さを調節することも忘れずに。「折らずにクシュクシュとしたり、2回折ってみたり。全身が映る鏡で、バランスをみながら小顔に見えるポイントを探してみてください」 美人のコツ 手首や足首、ヘアスタイルはすっきりさせて 「タートルネックで首を隠してしまうかわりに、手首か足首のどちらかをすっきりさせるとスタイルが良くみえるそう。
「例えば、アウターを脱いだとき袖を少しまくったり、靴をパンプスにすると、全体がすっきりした印象になります」
同じことはヘアスタイルにもいえるとか。「タートルネックを着ているときに、髪を下ろしていると、顔の周りがもたついた感じに。アップヘアにして顔回りをすっきり見せたほうがいいですよ」

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