旬の野菜を“する”んです

モチモチ食感にトロリとしたあんがマッチ

レンコンまんじゅうのオニオンスープあんかけ
材料(4人分)

●レンコンまんじゅう

  • レンコン…300g(1節半~2節)
  • かたくり粉…大さじ2
  • 卵黄…2個分
  • 塩…ふたつまみ
  • ギンナン…8個
  • ユリネ…8片
  • エビ…4匹
  • 柿の種…150g程度※他のアラレでも可
  • 卵白…2個分

●オニオンスープあん

  • タマネギ…2個
  • サラダ油…小さじ1
  • 塩…ひとつまみ
  • だし汁…360cc
  • A
    • 塩…小さじ2
    • 薄口しょうゆ…大さじ2
    • 酒…大さじ1
    • ブラックペッパー…適量
  • 水溶きかたくり粉…150ccの水にかたくり粉大さじ3
作り方
オニオンスープあんを作っておく
鍋にサラダ油をひき、薄切りにしたタマネギと塩を入れ、弱火で15分ほど炒める。そこにだし汁を加え中火にかける。Ⓐを入れたら強火にし、水溶きかたくり粉を入れてとろみをつける
  • レンコンは皮をむいて、おろし金ですりおろす
  • フライパンに❶とかたくり粉、卵黄、塩を入れ、弱めの中火にかける。木べらで混ぜながら5分ほど加熱し、粘りがでてきたら、バットなどに広げて粗熱を取っておく
  • ギンナンは180℃の油で2分ほど素揚げ。ユリネは大きいものは2cm程度に切り、1分間ゆでる。エビは1分間ゆでて、殻を取る。それぞれに塩(分量外)を少々振る
  • ❷❸を4等分し、❷で❸の具材を包んで丸める
  • 柿の種をビニール袋に入れて、すりこぎなどでたたいて細かくつぶす
  • ❹の表面にかたくり粉(分量外)を適量つけ、溶いた卵白にくぐらせて、❺をまぶす
  • ❻を160℃の油で約5分揚げる
  • 器に❼を入れ、オニオンスープあんをかけ、その上にスプラウト(分量外)を飾る


白川たむら 田村尚重さん
レンコンまんじゅうは焦げやすいので、時々回しながら揚げてください。あんにタマネギを加えると、コクがでて味に深みがでます

独特の香りをまとったおつまみに

春菊とクリームチーズのブリュレ
材料(4個分)
  • シュンギク…4本
  • クリームチーズ…145g
  • A
    • レモン汁…小さじ1/2
    • ハチミツ…大さじ1と1/4
    • プレーンヨーグルト…60g
    • 生クリーム…50cc
  • 水…150cc
  • 粉寒天…小さじ1
  • グラニュー糖…適量
  • クラッカー…適量
作り方
  • 塩(分量外)を入れたお湯で、シュンギクを軸から入れてさっとゆで、冷水にとる
  • ❶が冷めたらザルにあげ、水気を絞り、フードプロセッサーで細かくする
  • ❷にクリームチーズを加え、さらにフードプロセッサーにかけてペースト状にする
  • ❸に、Ⓐをすべて入れて、滑らかになるまで、フードプロセッサーで混ぜる
  • 小鍋に水と粉寒天を入れ、弱火にかける。フツフツと細かい泡が出るくらいに沸騰させながら2分ほどかき混ぜて、粉寒天を溶かす
  • ボウルに❹と❺を入れて混ぜ合わせる
  • ❻を4分の1ずつ、ココット皿など少し深さのある器に、表面が平らになるように入れ、冷蔵庫で冷やし固める(1時間くらい)
  • ❼を冷蔵庫から取り出し、表面にグラニュー糖をまんべんなくかけて、魚焼きグリルに入れ、表面のグラニュー糖が焦げるまで焼く
  • クラッカーを添える


ごはんバル 野菜の森 ole 畑麻江子さん
寒天とシュンギクのペーストを合わせた後は手早く作業を。冷めると固まってしまいます。ぜひクラッカーと一緒に食べてみて。デザートとしてもお楽しみいただけます

〝する〟ことで消化吸収が良くなります

京都聖母女学院短期大学 生活科学科 食物栄養専攻 准教授
西彰子(しょうこ)さん

野菜の細胞は食物繊維の細胞膜に包まれています。すりつぶすとその膜が壊れ、中の栄養成分が外へ出て、消化吸収がしやすくなります。水溶性ビタミンのB・C、カリウムといったミネラルは、すりおろした際の汁にも流出しますから、汁ごと召し上がってください。
ただ、すりつぶすことで栄養量が減る栄養素も。それがビタミンCです。さらに注意が必要なのが、ビタミンCは酸化しやすいため、すりつぶしたまま置いておくとより残存量が減ってしまうこと。すりおろしたら、すぐ次の調理段階へ。 なお、生の野菜はすりおろすと変色してしまうものもあります。体に良くないわけではありませんが、気になる場合はすりおろす前に加熱するとよいでしょう。

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