自動車関連費と通信費の再考を
今は、子どもの環境整備も大切
下のお子さまに手がかからなくなり、保護者として少しホッとされているのではないでしょうか。「これからは、将来の進学資金の準備もしっかり始めておきたい」―。そんな思いのときに収入が大きく減り、戸惑われていることかと思います。
家計は、すでに全体的にスリム化されており、日々のご努力がうかがえます。現時点で、積立貯蓄とご主人の個人年金保険で月4万円が将来のために残せているのはお見事です。
支出項目で、さらに見直しの余地がありそうなのは、自動車関連と通信費くらいです。自動車は、保有しているだけでも年間30万~40万円が必要。お住まいの環境にもよりますが、レジャーや里帰りはレンタカー、買い物で必要な場合はタクシーを利用することで年間コストを大幅に抑えられる可能性があります。どちらがお得か、一度、計算してみてください。
通信費は、各社間の激しい価格競争を活用して。携帯電話とプロバイダーがセットで安いプランはないか、といった具合にとことん調べてみてはいかがでしょう。
小さいお子さまの塾や習い事は、お子さまが進んで行きたがるものだけに厳選しましょう。将来、確実に教育費の支出は増大します。本当に必要な時に備え、しっかり残しておいてください。学校の勉強や宿題で分からないことがあれば、理解できるまで先生や親に質問したり、インターネットで調べたり、図書館の利用も。今は、勉強の仕方が身に付くようにサポートしたり、環境を整えてあげることも大切ではないでしょうか。
最後に、奥さまの働く時間を増やしたり、ご主人も、よりよい条件の会社があればさらに転職するなど、まずは、少しずつでも貯蓄の上乗せができる家計を目指して今後の収入アップに向けた計画も立ててみてくださいね。