通信費より食費や衛生費を優先
場合によっては認可外の活用も
限られた収入の中、生まれたばかりの赤ちゃんの子育てと節約、とても頑張っておられる様子が伝わってくる家計簿です。
どの支出も厳しく抑えられていますが、特に目を引くのが食費。1カ月2万円というぎりぎりのレベルですが、母子ともに栄養が必要な時期です。ご両親からのバックアップが十分にある、上手に節約できているということならOKですが、そうでなければ健康が心配です。
支出の中で見直しできそうなのが通信費。今の手取りでみると、通信費が約10%を占めています。適正な水準が5%前後であることを考えると、お金をかけすぎているといえます。今すぐには難しいかもしれませんが格安のスマートフォンの活用やプランの変更、また保有形態を見直すなどして、最低限に抑える努力をして。優先すべきなのは通信費よりも、家族の健康を支える食費や衛生費です。
苦しい経済状況の中、どうしても奥さまも収入を得る必要があるということなら、入所できるまでの間だけ、認可外保育所を活用する方法もあります。収入による保育料の軽減はありませんが、保育料よりも多くの収入が見込めれば、家計を黒字にできます。ご両親からまだしばらくバックアップを得られるのか、また体力面の負担などを考え合わせた上で、場合によっては検討してもよいでしょう。
共働きに戻ったら、再び今のような状況になっても慌てずすむよう、貯蓄をスタートさせましょう。現在のようなやりくりができるご相談者なら、決して難しくはないはずです。手取り収入の20%は貯蓄に回せるよう頑張ってください。また、貯蓄がなく小さな子どもがいる家庭ほど、万が一のための生命保険が不可欠です。なるべく早期に保険料の安い掛け捨ての保険で、必要な保障を確保しておきましょう。