塩を気にし過ぎるあまり、なんだか物足りない味に…。ついつい食べるときに調味料を追加したりして、思ったより塩を摂取してしまう、なんてことにもなりかねません。そこで料理のプロに、肉、魚、そして汁物の〝かるしおレシピ〟を教えてもらいました。
※材料はすべて4人分、写真は1人分。下ゆでに塩を使わない場合の食塩相当量を表しています
「豚肉と大根のさっぱり角煮」は、ショウガを入れただしから煮詰めることで、多くの塩で味付けせずに下味がしっかりと付いて深い味わいに。
「豚バラ肉のソテー」は、肉の焼けた香ばしい香りと食べるラー油の風味が食欲をそそります!「豚バラ肉は、肉そのものに甘味があるので、味付けが薄くても食べやすい素材です」(柴田さん)。
酸味のあるバルサミコソースで味わう「鰆のポワレ春野菜添え」のように、味が淡白な魚は、酸味や香りの強い食材と合わせれば、塩での下味を最小限にしても味がぼやけない、と柴田さん。「ほかにも、トマトと一緒に煮込み料理にしても食塩控えめになりますよ」
「鰆の蕪蒸し」も、カブラやだしと一緒に魚を食べることで、いろいろな風味が楽しめて、かるしおながら味わい豊かに。
汁物は塩が多そうなイメージですが、具を多めにするのがコツ。「スープに野菜の甘味が出てくるので、おいしくいただけます」と柴田さん。さらに具が多いと、器に盛り付けた際に汁の量を減らせるのも、減塩ポイントだそう。