新年を迎える準備、もう始めていますか。今年の「リビング京都」の発行はこちらが最終号。今年もご愛読ありがとうございました。何かと慌ただしい年の瀬ですが、今回は、いつでも(!?)頭の片隅においておきたいシェイプアップのことを取り上げました。年末年始に活用してくださいね。
クリスマスや忘年会、そしてお正月…。たくさん食べて飲んで、夜遅くまで起きていたりと、この時期は生活リズムが普段とは変わりがちで落ち着きませんね。
それに大掃除で一年の汚れを落としたら、おせちの準備に突入と、主婦にとっては何かと忙しい季節。三が日が過ぎ、ほっとしたころには体重増! そんな経験をしてビックリなんてこと、ありませんか?
それもこれも、「クリスマスやお正月くらいいいかな」と、ダイエット意識を持たないことが原因かも。とはいえ、みんなで集まって楽しく食事をするのも年末年始の醍醐味(だいごみ)。
そこで提案! 「やせる」のは無理でも、せめて現状維持を心掛けてみませんか。“リビ子さん”の年末年始のスケジュールを追いながら、体重維持を目指すためのポイントを専門家に聞きました。教えてくれたのは、京都光華女子大学健康科学部教授で、医学博士、管理栄養士の廣田孝子さんとリビングカルチャー倶楽部でウオーキングのレッスンなどを担当する講師の芳賀明子さん。
年末年始、リビ子さんと一緒に、“プラマイゼロ”で頑張りましょう。
※紙面で紹介している動きを取り入れるときは、転倒などに注意しながら無理をしない範囲で行ってください
クリスマスパーティーの買い出し
「まとまった運動時間を取れないときは、いつもよりも歩くことを意識してみて。時間がないときは駐車場からお店まで、家から駅までなど、ちょっとの時間を上手に利用しましょう」と芳賀さん。 効果的な歩き方は、歩幅を身長の半分程度にした大股歩きだそう。「目線はまっすぐ前へ、ひじは直角に曲げて腕を振り子のように肩から振ってください」 ※荷物が多いときは、左右に分けて持って。それぞれの重さが500g以上の場合、無理に腕を振るのはやめておきましょう
みんなでクリスマスパーティー
「どうしてもケーキを食べたい!という人は、チーズケーキにしてみては」と廣田さん。「生クリームのケーキやタルトより脂肪が少なく、3割くらいカロリーが少なめです。デザートではほかにゼリーもおすすめ。糖分はありますが脂肪が少ないので、カロリーはさほど多くありません」
今日はママ友との忘年会
カロリーが高いと分かりつつ飲んでしまうお酒。「一般的に1gあたりのカロリーは、脂質なら9kcal、炭水化物なら4kcalですが、アルコールは7kcalもあるんです」と廣田さん。お酒をたくさん飲んだ場合は、ご飯や麺類を食べるのは我慢…ですね。
揚げ物などカロリーが多い料理が並び、ついつい食べ過ぎるクリスマスや忘年会。そんなときは…?
「空腹だからと、いきなりどっと食べると、胃酸や消化液がどんどん出てしまい、食べ過ぎてしまいます。スープがあれば先に飲みましょう。満腹感も得られますし、スープに含まれる脂肪分が胃の粘膜をコーティングしてくれ、胃の働きをゆるやかにします」(廣田さん)