いつも笑顔で、常にハツラツ。そんな人と会うと、こちらまで元気になれますよね。でも、そんな人だって「しんど~い」と思うことはあるはず。今回は自薦・他薦含む”元気な人”に、疲れたときのリセット法や元気の秘訣(ひけつ)を聞きました。家事や育児、仕事に忙しいあなたの元気回復のヒントにしてくださいね。
推薦者・ひよろみさんいわく、「夫婦でお店をされていて、商品の買い付けや販売に国内外を飛び回っている元気な方です」。そう聞いて訪れたのは、アンティークショップ「パーシモン」。オーナー・永井歌代さんは、9月にイギリスに行ってきたばかりというウワサ通りの人!
「元気といわれても、何もしていないんですよ。特に健康に気をつけることもなければ、不摂生もしないのがいいのかもしれませんね(笑)」
とはいえ、「販売に行った先で思ったように売れず、ストレスを感じることもあります。でも、普段は忙しくて見ることができないテレビをホテルで眺めていると、これもリフレッシュ法かなと」
そういうちょっとしたことを“オマケ”という永井さん。
「私、ハードルが低いから感動しやすいんです。リニューアルしたお店に行ったら景色が良くなっていたといっては喜び、普段とは違う道を歩いていたら新しいお店を見つけたといってはうれしくなったり」
嫌なことがあった、疲れたというときは、新しい場所や物との出合いが元気をくれる、これが永井流の元気のモト!
うわぁ若々しい! ピンとした姿勢、つやのある肌。とても70歳を超えているとは思えない元気のオーラが漂っている井文惠さん。「周りの人に元気をくれる」という推薦者“ゆるりちゃん”さんの言葉にも納得です。
現在、推薦者が営むつまみ細工の体験どころで手伝いをしている高井さん。
「私は自分の家にいてばかりじゃダメ。人と顔を合わせて、仕事中は立ったり座ったりしてね。私は、ここを“デイケア”といっているんです(笑)」
若く元気な印象はファッションからも。
「若い人がすることもしたい! この間はファーのレッグウオーマーを買いました。それから、洗濯機も。今なら新しい機能も覚えられるかと思って(笑)。いろんなことをおもしろがって生きるというのが私のモットーです。
でも、体の機能や体力は年相応。だからこそ気をつけていることもあります」と髙井さん。食生活でのこだわりは塩分控えめ。では睡眠のポイントは、やはり早寝早起きでしょうか。
「寝るのは午前2時くらいから8時ごろまでかしら」。…エッ!?
「パソコンのゲームがおもしろくて。あ、でも自分には脳トレだと言い聞かせてます」
「昨年から『コムズママ』というグループで、『ママたちのリサイクル&手作り市』の主宰を一緒にしている女性を紹介します。とても前向きな人です」と読者・アデリーさんが推薦してくれたのが木戸有佳子さん。
「何かを始めるのが好き」で、高校時代のダンス同好会や、ママ友サークル、英会話教室なども、「みんなでやったら楽しそう」という気持ちで立ち上げたのだそう。
“ママ市”も、趣味のスイーツデコを販売する場所がなかったため、「じゃあ、自分で」と始めました。「原動力は、みんなが喜んでくれること。『安いものばっかりあるから家計が助かる』といってくれる人もいて、もうやめられません」
でも、ストレスがたまったら?
「そうですね、夫にグチを聞いてもらったり(笑)。でも、そんなにたまらないです。子育てと趣味をどちらもしているのがいいのかも。子育てで疲れたらママ市で発散、ママ市の準備で疲れたら子どもたちと騒いでいると気がまぎれます」
そしてもう一つ、リセット法があるんです。
「毎朝、家の中を掃除すること。こうすると一日をスッキリ、楽な気分で過ごせます。疲れて帰ってきても、キレイな家だと気持ちもすっきり。決して掃除好きというわけではありません(笑)」