3月11日に発生した東日本大震災から約半年がたとうとしています。一日でも早い被災地の復興を願いつつ、あらためて今、災害への備えについて考えてみたいと思います。イラスト/かわすみみわこ
震災後、繰り返し報道された被害の状況や、多くの人が避難所での暮らしを余儀なくされている様子を目にして、家族で防災について話し合った人も多いのではないでしょうか? そこで、読者アンケートで聞いた「震災後に話し合ったことや新しく決めた家族のルール」「日々の生活で変わったこと」をいくつか紹介します。2ページ目では震災後の行政の動きや、押さえておきたい災害への備えなどについて、まとめています。
職場、家、学校など、家族がそれぞれ違う場所にいる場合、無理して帰らないことに(宇治市・M)
子どもの寝る場所を家具の下にしないなど、子どもをどう守ろうかと、夫と話し合いました(長岡京市・A.O)
「学校にいるとき」「外で遊んでいるとき」などの場面を想定して、子どもたちと話しました(八幡市・yayuyo)
避難場所と、帰宅難民になったらどうするかを確認し合った(山科区・A.M)
私だけが把握していた貴重品をみんなで確認し、もしものときは持ち出すように話し合った(長岡京市・M)
いつでも持ち出せるように、非常用の防災グッズを準備してリュックに詰めた(下京区・ぱりちゃん)
出かけるとき、行き先と帰る時刻を家族に伝えることにしました(中京区・T.I)
ガラスでケガをして歩けなかったと聞いたので、 寝るときにスリッパを用意している(宇治市・けったちゃん)