「うちは、いろんなことしちょーますわ」と島根弁も交えながら、活動について話してくれたのは「京都島根県人会」の相談役・小川龍朗さん。
その筆頭となるのが、7月16日、八坂神社で行われる「石見(いわみ)神楽奉納」です。石見神楽は、島根県の伝統芸能。八坂神社御祭神のスサノヲノミコトが演目に登場することから、現地の社中を招き、奉納しています。40年近く続いているそうですよ。
「当日は300人、いや500人くらいかな。たくさんの人が来るから、受け付けや会場整理で大変です」と同会副会長の下田弘子さん。とはいえ、幹事長の畑中雅詔さんからは、「長くやっているから、段取りは例年通り(笑)」との発言が。もうすっかり体に染みついているんですね。
そのほかにも、「ふるさと訪問」と「園遊会」を隔年ごとに実施したり、「親睦を深めるため」、ひんぱんに(⁉)飲み会を開いたり…。島根が舞台になったNHKの連続テレビ小説「だんだん」の放映時には、「だんだんフェア」を京都で開いたこともあったのだとか。
「それというのも、やっぱり“故郷”という意識があるから」と会長の青木謙整さん。「郷里があるから今日がある。同じ場所から出た者同士で話をするのも楽しみ。島根で生まれて、育った者が郷里を思いながら集っているんです」