「桜が咲くと、ワクワクしてきませんか? 毎年、花見は欠かしませんよ」と笑うザッハトルテの3人。アコーディオン、チェロ、ギターを基本にしたインストゥルメンタル(ボーカルのない楽曲)のバンドで、京都の大学で知り合い、サークル活動をきっかけに結成されました。
そんな3人が大学に入学した年のこと、キャンパスの近くにあった平野神社の咲き誇る桜に、「地元の愛知では見たことがない風景に圧倒されました」とヨース毛さん。いまも夜は学生の花見客が大勢います。「そういえば、境内に敷かれた砂利の中に、透明な石が交じっていて、花見そっちのけで拾い集めたなあ」と、つぶやくウエッコさん。ふと、そんな思い出を曲にしたくなることも。
都丸智栄さんは「僕は桜には、楽しく幸せなイメージがあります。桜を見ると、聞く人のそんな想像をかきたてるような曲を作っていきたいと思いますね」と。
「花嫁さんの愛らしさを引き立てる桜の花は、花びらが幾重にも重なる八重桜でしょうか」
そう話すのは、ウエディングドレスから、カラードレス、打ち掛けや引き振り袖まで、さまざまな婚礼衣装を手掛ける、デザイナーの新井美乃里(あらいみのり)さん。
咲き終えると、今度は地面をピンクの花で染める、京都御苑の出水の小川にある八重桜。
「コロンとした桜の花が、スカートからすそまでたっぷりついた、かわいらしいドレス」を思うといいます。
「いま考えている新しいドレスには、いままで取り組んだことのない素材のモチーフを使いたいと思っています。花びらいっぱいの桜もイメージにありますよ」
完成予定は、来年の6月末ごろとか。
リビングバスツアーでは、「京の桜めぐり」を用意しました。
あなたの思いがふくらむ桜に出合えるかも。
※旅行条件はアローズ旅行約款によります。出発前日から起算して10日目以降のキャンセルには取り消し料が発生します。詳しくは、後日送付の旅行条件書面の確認を
※桜の見どころは天候によってかわります