京都に、一番寒いといわれる時期がやってきましたね。京都の冬は“底冷え”と称されるように、足元からジンジンと寒さを感じます。今回は、この底冷えをさまざまな角度から分析しました。この寒さも京都の魅力の一つ…かも!?
私たちが底冷えと呼んでいる、この寒さ。一体どんな状態のときをそう呼ぶのでしょうか。リビング読者に「底冷えの意味を知っていますか」と聞いたところ─。
「足の裏から感じる冷え」(のぎく・45歳)「つま先から体のしんまで冷え込む寒さ」(けろこ・36歳)「気温はさほど低くなくても、盆地のせいで地の底から冷える、厳しい寒さ」(ひろ・50歳)「どれだけ着こんでも、なかなか温まらない。家にいても寒い感じ」(はなとも・41歳)など、“足元から冷える”“体のしんまで冷える”が共通のキーワードのよう。「京都の冬は寒いというより痛い、冷たい、キーンとすると他府県の人に言われたことがある」(いちご・31歳)という意見もありました。
そこで京都地方気象台にその意味を問い合わせたところ、「底冷えの定義はありません」との回答が。何度以下なら…という決まりはなく、“肌感覚”だったんですね。ただ、京都は山に囲まれた盆地のため、地面に近いところにたまった冷気に逃げ場がなくなり、足元から冷えるということはいえるのかもしれません。
- 「北海道も寒かったが、京都はしんから冷える。なかなか体が温まらない。寒さが痛い」でぐじゅん・42歳・北海道出身
- 「天気の日でも風が冷たい」Y・40歳・大阪府出身
- 「ビル風が多い名古屋では、風にさえ当たらなければそれほど寒さを感じない。京都は室内でも朝晩、足元から冷える」YМ・36歳・愛知県出身
- 「富山は雪が降るまではコートなどを着る人が少ないのに対し、京都は風が強いと本当に寒くなり、ダウンなどの風を通さない服を着ないと耐えられない」たみ子・35歳・富山県出身
- 「福井県小浜の冬はいつも暗い。晴れの日がなくいつも雪かみぞれ。京都は雪がほとんどないけれども、冷える。小浜は寒いって感じ」DR・44歳・福井県出身
- 「京都は静かに冷たさがくる」TK・42歳・福岡県出身
- 「浜松は気温はそこまで下がらないけれど、山から吹く北風が強く冷たい。それに比べて、京都は体にじーんとしみるような、しんから冷えるような冷たさだと感じます」りとらママ・30歳・静岡県出身
- 「京都に嫁ぐというと、寝具店の人が北国レベルの布団を用意してくれた」かんちゃん・44歳・兵庫県出身
- 「神戸は六甲おろしという言葉があるくらい寒いところです。寒さ自体はかわりませんが、京都は夕方、寒くなるのが早い気がします。3時を過ぎたら寒さが厳しくなる。これは神戸では感じなかったことです」けったちゃん・48歳・兵庫県出身
冷えと気温って関係あるの? そんなフトした疑問を解消すべく、「リビング京都」のスタッフが配布エリアのあちこちに散らばって、気温を測定。1月17日(月)午前7時45分の気温を測定しました!
※個人レベル測定のため、公表の気温と誤差がある場合があります
周辺エリアが0度以下なのに対し、中京区は2度。やはり街中、建物・人口が密集しているエリアでは気温も高めなんですね。
ちなみに、気象庁が発表している同日午前8時の京都の気温は−1度。お隣の滋賀県(大津市)では、−0.6度でした。