みなさん、昨日は夫婦でどんな会話をしましたか?今朝はどうだったでしょう。内容や量はそれぞれとはいえ、ほかの夫婦がどのくらい話をしているかチョット気になりませんか。11月22日の「いい夫婦の日」を前に、お互いのことを理解しながら、会話で上手にコミュニケーションを取る方法を探ってみました。
※読者67人にアンケートを実施(未回答あり)※夫婦が一緒にいた時間は睡眠時間を除きます
ある平日の平均会話時間
一緒にいた平均時間3.12時間/平均会話時間54分
※ 中には、30分一緒にいて会話時間0分、1時間中1分という人も。反対に、6時間中5時間はたっぷり、または一緒にいる時間はず〜っと会話しているという人も!
ある休日の平均会話時間
一緒にいた平均時間9.9時間/平均会話時間3.7時間
※ 9時間をともに過ごしつつ、会話時間は15分という人がいる一方、12時間一緒にいて10時間は話していた!という夫婦もいましたよ
普段の会話の満足度は?
※ 多くの人が質が普通なら量も普通というふうに同じランクでしたが、「量は満足だけど、私が一方的に話すだけなので質はちょっと…」という人、「きちんと話すときは話せるけれど、もっとたくさん会話をしたい」という人もいました
Q1「夫は趣味のテレビを見ているときは、話しかけても生返事しかしてくれません」(れいこ・35歳)
A 一度に両方は難しい?
「男性は情報の処理の仕方がポイント的。ある特定のものへのスイッチがオンになると、ほかの情報スイッチはオフになる傾向があります。このように、オンとオフの線引きがはっきりしているのが男性の脳の特徴。ですので、テレビも見て、話も聞いて…というのは女性よりも苦手な人が多いかもしれません」(河田さん)
Q2「話しかけても受け流されたり、返事をしてもらえなかったり…。なかなか話ができません」(てぃむ・29歳)
A 話ができる状況をつくろう
「人間関係を構成するのに会話は大切。会話が減ることで、すれ違っていく夫婦も少なくありません。
生返事をしたり、返事をしてくれないということが多いようですが、タイミングは悪くありませんか? 好きなテレビを見ているときは避けるなど、話ができる状況を見極めて。内容は、まず夫が興味を持っている話題から始めましょう。釣りやパソコン、なんでもいいですが、会話がスムーズになってきたところで、話したかった話題に変えます。
でも、本当は、普段からたわいない話をしていると、大切な話もいざというときにしやすいものです。なるべく二人で話せる機会を増やして。そのコツは一緒に出かけること。テレビや雑誌がなく、知り合いに会わないような、二人きりで時間を過ごせるお店で食事なんていいですね。こうやって、話さないと仕方ない状況をつくりましょう」(菅さん)
Q3「一度言ったことを覚えていてくれず、知らない、聞いていないと不機嫌になる。なぜ覚えていないの?」(Aママ・41歳)
A スイッチをオンモードに
「Q1でもお話ししたように、男性はオンとオフの切り替えがはっきりしています。仕事から家に戻った時点で、スイッチがオフに切り替わります。家庭ではビジネスのように緊張状態ではない状況に身をおきたいので、なにもない限り、頭の中はオフモード。
ですので、どうしても聞いてもらいたい大切なことは、キチッと正面を向いてビジネスライクに話すように心がけるとオンモードになりやすいでしょう」(河田さん)
Q4「朝は眠いのか不機嫌で話しかけにくい。夜、その日にあった出来事やたわいない話をすると『ふーん』で終わり。会話のキャッチボールがしたいのに」(ちくわちゃん・35歳)
A まずは態度で
「仕事がある平日は、夫も疲れて話をする気になれないのかもしれませんね。そんなときは、そっとドリンク剤を渡すなどして、気にかけているよと言葉ではなく態度で示しましょう。
とはいえ、夫婦にとって会話は大切です。平日できない話は休日にゆっくりしてみて。休日にコミュニケーションをとっておくと、徐々に普段も話をしてくれるようになると思います」(菅さん)