「インクルーシブ遊具」―私が子育てをしていた頃には聞いたこともなかった遊具があると知り、すぐにどのようなものなのか調べてみました。
するとそれは、障がいを持つ子どもたちも含めたすべての子どもたちが楽しく遊べる遊具だったのでした。
京都市内にあるインクルーシブ遊具を探してみた
よく見かける遊具と何が違うのか?一体どこにあるのか?いろいろと気になり調べてみると、行ったことのある公園で見かけていたのに、その存在に気づいていなかったものもありました。
最初に探しに行ったのは「梅小路公園」の南東入口付近にある「大宮ちびっこ広場」。
ありました!確かに他で見たことのない形状の小ぶりの遊具。
角がなく丸い形状なので、角っこで頭をぶつけたりする危険性は低くそうです。そして、小さくて全体がカーブになっているので、座ったりもできそう。
これはクッション性のある遊具で、表面がゴムのような素材に包まれていて、コンクリートよりもやや弾力があるようでもあり、摩擦のためつるんと滑りにくいのでした。
こちらの公園には他に幼児用ブランコというインクルーシブ遊具もあり、公園内は小ぶりの遊具が充実しています。そういえば、幼児さんを連れた親子がたくさん遊ばれているのが電車からも見えました。
東大丸児童公園にも行ってみました
次に「東大丸児童公園」に行ってみました。広々とした公園には、滑り台など馴染の遊具もある様子。
と、初めて見る形状の遊具がありました。砂場テーブルと呼ばれるものだそうで、地面を掘った見慣れた砂場と並んで設置されていました。
砂場テーブルは、車いすなどに乗ったままでも遊ぶことのできる砂場だそうですが、車いすに限らず、例えば膝をけがして屈めない時も、この砂場だと立ったまま遊べますね。
インクルーシブ遊具は、公園や遊び場でのびのびと遊ぶために、あらゆるケースを想定したつくりの公園施設や遊具が必要と考えられ、設置されているようです。
大蛇ヶ池公園には別の遊具がありました
洛西ニュータウンにある「大蛇ヶ池公園」へ、バスケットブランコを見に行きました。
初めて見る形状のブランコをどうやって使うのかなと思っていると、少年2人がかごの中に座って漕ぎ始め、互いの顔を見合わせて乗っていてとても楽しそうでした。
ブランコの傍らの使用説明を読むと、乗れるのは4人まで。そして、ねころんで乗ることも可能。
インクルーシブ遊具は他にも「宝が池公園」などに設置されており、障がいのあるなしに関わらず、みんなで一緒に遊ぶことで、それぞれの特性や困難について理解を深めることも期待できそうです。インクルーシブ遊具が一つのきっかけになり、子どもたちが一人一人の多様性を許容できるようになれば良いですね。
梅小路公園 大宮ちびっこ広場
京都市下京区八条坊門町
東大丸児童公園
京都市右京区西京極豆田町
大蛇が池公園
京都市西京区大原野西竹の里町
プロフィール
大好チヨ子
在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。
最新の投稿
おすすめ情報
- カルチャー教室
- アローズ
- 求人特集
- 不動産特集
- 京都でかなえる家づくり
- 医院病院ナビ
- 高齢者向け住宅 大相談会
- バス・タクシードライバー就職相談会in京都
- きょうとみらい博