おもちゃ箱みたいな雑貨屋さん「パラルシルセ」

WEBフレンド

トモリロプロフィール
2022年10月11日 

二条御幸町から少し東に入った所にある雑貨屋「パラルシルセ」さんに行ってきました。個性的な雑貨の写真をSNSで発信されていて注目していたのですが、娘が高校時代によく行っていたということで連れて行ってもらいました。

お店はビルの2階にあり、知らないとなかなか探すのが難しそうです。ビルの1階はスペイン料理屋さんなので、スペインの国旗が目に留まりました。

この看板が目印です

2階のパラルシルセさんへ行くには、まるで秘密基地へ向かうような細い階段を上ります。そして水色のドアを開けると、また階段!

扉の奥の階段では、不思議な動物たちが描かれたお店の案内板が迎えてくれます。

その中の一つには『かわいくて役に立つ雑貨 立たない雑貨 たくさん集めました』と書かれていて、「そうそう、雑貨って、役に立たなくてもかわいくて愛着がわくもんね」などと納得しながら階段を上りきると、そこには思わず「わあ~!」と歓声を上げてしまうワンダーランドが広がっていました。

迷い込んだおもちゃ箱の中で

第一印象は、おもちゃ箱。まるで大きなおもちゃ箱の中に迷い込んでしまったみたいな感覚に陥りました。ショップカードに『大人になりきれなかった、大人のための雑貨屋』と書いてあるのですが、まさしくその通り。子供の頃のあこがれを具現化したような雑貨が満面の笑みで迎えてくれている、そんな感覚のお店です。

「ええ~、何から見たらいいの~」と言いながら、お店の端から順番に探検してみることに。パッと見たら雑多な印象でしたが、棚の上には様々なテイストの雑貨が整然と並んでいて、とても見やすかったです。それでいて、ワクワク感が損なわれることもなく、手書きの値札やポップに導かれるようにして、次々と目の前に繰り広げられる雑貨の世界にひたりました。

昭和時代の子どもたちが夢中になったようなファンシーな文房具や、少女漫画雑誌のふろくみたいな雑貨があるかと思えば、ヨーロッパ土産を思わせるしゃれた小物や、アンティークぽい食器などもありました。ポップでキッチュなイメージが中心ですが、大人が普段使いできそうなものもあって、品ぞろえは思った以上に幅広かったです。

見ているだけでハッピーになる雑貨に囲まれて明るい気持ちになったところで、一緒に行った娘への小さなプレゼントを買って帰りました。

買って帰ったのは、こちらです。じゃーん、おもちゃの指輪!

おもちゃの指輪 各220円。入れてもらった紙袋もレトロでかわいい水玉模様でした。

店で娘が「かわいい!え、ちょっと待って!かわいい!!会社に着けて行けるやん」と騒ぐので見てみると、本当にキュートなデザインで、私も一目ぼれ。サイズも娘の小指にぴったりだったので「お母さんが買ってあげるわ。2つとも買いよし!」と太っ腹な発言をし、ささやかな大人買いの快感を味わいながら購入しました。

私が子どもの頃のおもちゃの指輪は、大きな『宝石』がドーンと一粒ついていましたが、今のおもちゃの指輪はやはり今風のデザインですね。

パラルシルセさんでかわいい雑貨に囲まれてキャーキャー騒いだ後、不思議なすっきり感をおぼえました。眉間のしわも少し浅くなったような気分に。大人の世界で疲れてしまった時にまた訪れたいと思うお店でした。

パラルシルセ

京都市中京区寺町通二条西るナカムラビル3階
TEL:075(212)0910
http://para-lucirse.com/
営業時間等はHPから確認を

プロフィール

トモリロ

在住エリア:京都市右京区
メインテーマ:野菜作り/食文化
京都生まれの京都育ち。外国人の夫と二人で小さな飲食店を営んでいます。趣味は、畑。美山に通って有機野菜を作っています。
畑には誰かに聞いてほしくなる発見がいっぱい。そんな畑ばなしや、食にまつわるアレコレを中心に発信します。