食感がやみつきになる「生いもけんぴ 黄金芋」

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トモリロプロフィール
2022年4月18日 

「これ、ちょっと変わった『芋けんぴ』なんですけど、おいしいから食べてみてください」と、知り合いの方が手土産に持って来て下さった「生いもけんぴ 黄金芋」というお菓子がすっかり気に入り、お店を調べて買いに行って来ました。

そのお店は「京甘藷(きょうかんしょ)」さん。福王子から国道162号線(周山街道)を高雄方面に向かって少し進むと、道路の南側に黄金芋というのれんを掲げたこじんまりとしたお店があります。

お店の壁はさつまいも色。駐車場はありませんが、店のお隣にコインパーキングがありました。

実はこれが2度目の挑戦。最初に来たときはお目当ての黄金芋がすでに完売していたので、今回は開店早々の時間帯に行ってみました。

ガラガラと扉を開けるとショーケースの中でまさしく黄金色に輝く山積みの芋けんぴのディスプレイが出迎えてくれました。

芋けんぴタワーと呼びたくなるインパクトあるディスプレイに、お店の心意気を感じます。

商品棚には、お芋、お芋。さつま芋づくしの商品が並んでいます。芋けんぴのほか、大学芋のように飴がけをしたお菓子や焼き芋もあり、どれもおいしそうです。

銘柄を見てもどんな味なのかわかりませんが、この掛札でお店への信頼度が高まりました。
次は絶対にこれを買おうと思います。白味噌風味っておいしそうですよね。

激しく目移りしましたが、やはりここは初心貫徹。お目当ての「生いもけんぴ 黄金芋」と、インスタグラムで気になっていた「塩けんぴ」の2点を購入しました。

やっと手に入れることができた芋けんぴ。おやつの時間を待って、じっくりといただきました。

生いもけんぴ 黄金芋 1パック650円(4月21日から700円)

まずは「生いもけんぴ 黄金芋」から。一般的には、芋けんぴというとお砂糖びっしりでカチカチに固いかりんとうみたいなお菓子ですが、こちらの「生いもけんぴ 黄金芋」は固くないんです。固くもなく、やわらかくもなく、ちょうどよい歯ごたえ。噛むとポキポキ折れていくような心地よい食感。

まずはその食感のとりこになって、手が止まらない、どんどん食べちゃうモードに突入します。表面に蜜がかかっているのですが、これがまた甘すぎず、しつこくないので食べちゃうモードが止まらない。その勢いで食べ進んで行くと、油で揚げたさつまいも特有の懐かしいようなほのかな甘みが広がってきます。

次は「塩けんぴ」です。見た目は蜜がけをしていない黄金芋ですね。

塩けんぴ 1パック350円(4月21日から400円)

食べてみると、黄金芋よりも少しだけ歯ごたえが強い印象を受けました。とはいえ固くはなく、ポキポキ感がさらに軽快にアップしたような食感です。

こちらも、食べる手が止まりません。まろやかな塩味の中に、やはり油で揚げたさつまいものほのかな甘みが見え隠れして、もう一口、もう一口、と食べてしまいました。

左が塩けんぴ、右が黄金芋です

翌日になると食感が変わるのかな?と気になっていたので、涼しい部屋に常温で保管して翌日も食べてみましたが、ポキポキ感もあまり変わらず、おいしくいただきました。

塩けんぴの方はさらに冷蔵庫に保管してしつこく2,3日食べ続けましたが、ずっとポキポキとおいしかったです。

予約や取り置きもできるそうです

お一人でたくさん買って行かれる方も多いそうですが、この独特の食感を誰かに伝えたくなって手土産にされるのでしょうね。そしてもらった方が私のようにお店を探して買いに行くという、やみつきの連鎖が生まれているのかもしれません。

私も念願のリピートがかなって満足です。どちらもおいしくいただきました。ごちそう様でした。

京甘藷(きょうかんしょ)

京都市右京区鳴滝蓮池町12-7
TEL:075(461)5501
https://www.instagram.com/kyokansho/
営業時間等は公式SNSから確認を

プロフィール

トモリロ

在住エリア:京都市右京区
メインテーマ:野菜作り/食文化
京都生まれの京都育ち。外国人の夫と二人で小さな飲食店を営んでいます。趣味は、畑。美山に通って有機野菜を作っています。
畑には誰かに聞いてほしくなる発見がいっぱい。そんな畑ばなしや、食にまつわるアレコレを中心に発信します。