以前は子どもたちと、時には友と、最近は夫と二人で…
桜の頃に、猛暑の夕刻に、雨上がりの昼下がりに、紅葉シーズンに…
今まで、何度も訪れるほど好きな場所「桂坂野鳥遊園」に行ってきました。
紅葉が見ごろかな?と思って行ってみたのですが、11月末だとそろそろ終盤に差し掛かり、門をくぐって施設の建物に向かうと、石段も散紅葉が覆い始めていました。
石段を少し上ると「観鳥楼(かんちょうろう)」という建物があり、室内に入ると、バードカービング(木製の野鳥彫刻)の作品や鳥の写真が展示されていました。そして、突き当りに池を見渡せる大きな窓が広がり、早速沢山のカモの群れが見えました。
私はバードウォッチングの道具を持っていないのですが、窓に面したテーブルには、いくつか双眼鏡や望遠鏡が設置されているので、椅子に座って望遠鏡を覗いてみました。
「カモたちは何してるのかな?羽根が陽の光でキラキラしてる。オスの頭のグリーンはビロードの様だな。あ、水の中に顔をうずめた!」と、一旦眺め出すと鳥の動きから目が離せなくなり、ついつい観察に没頭してしまいました。
他の入館者がいらっしゃることもあるのですが、大声をあげると小鳥たちが逃げてしまいそうなので、皆、静かに観察されていました。
座席の後ろ側に、池にやって来る鳥の種類や、今の季節に観察できる鳥が掲示されています。
私もカモ・メジロ・アオサギなどのほかに、かつて運よくカワセミとも出会えたことがあり、その時は色鮮やかなカワセミがよぎるのを目で追いかけ、ついはしゃいでしまいました。
池には野鳥だけでなくトンボなどもやって来るので、ずっと眺めていても飽きることがありません。けれど、春の桜や秋の紅葉も美しいので、ひとしきり観察を終えると、必ず建物の外ものんびりと散策します。
「観鳥楼」の隣には「ものづくり体験館」という建物があり、ここでは工作などもできるようです。この日は陶芸教室が行われていました。
更に先に進み、小川のある広場にやって来ました。こちらのベンチに座って、周囲の山の鳥を観察することもできます。私はモミジバフウの落葉が綺麗だったので、テーブルに並べたりして、しばし名残の紅葉を楽しみました。
「観鳥楼」から観察していた池を取り囲むように、竹で塀がこしらえてあるのですが、ところどころに小窓が空けてあります。
その小窓からも、池の様子を眺めることができました。野山に分け入ってバードウォッチングをするのはなかなか敷居が高いですが、「桂坂野鳥遊園」は観察しやすい環境が整備されていて、気軽に楽しめるのがありがたいですね。
四季折々の風景も美しく、いつもつい腰を落ち着けて長居をしてしまいます。自分が踏みしめる落ち葉の音や野鳥の声に耳を傾けつつ、時には静かに、時間を忘れて過ごすのも良いものですね。
桂坂野鳥遊園
京都市西京区御陵北大枝山町1-100
TEL:075(332)4610
http://www.fureaikaikan.com/yacho.html
営業時間等はHPから確認を
プロフィール
大好チヨ子
在住エリア:京都市西京区
メインテーマ:博物館などのアートイベント/パン屋さん
子育てを終えて、ようやく京都歩きを楽しめるようになりました。知識がない私でも「楽しい!美味しい!美しい!面白い!」と感じたり「知っていたらお得」な情報をゆる~く伝えてゆきたいです。趣味はドラム演奏と、博物館ボランティア。
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