離職・転職者、ブランクがある人の就職の足掛かりとして、また、高校卒業後の進路として、専門的な技術を身に付けるなら「京都高等技術専門校」へ。1月から2次募集が始まります。
専門的な知識・技能を習得
「京都高等技術専門校」は、厚生労働省が所管し、京都府が設置・運営する職業能力開発校。1年または2年間で専門知識や技能を習得し、就職することを目的としています。平均就職率は96%(2016〜18年度実績)。
特色は、実習を中心とした実践的なカリキュラムが展開されていること。各種資格試験や技能検定の受験にも力を入れています。「企業からの要望もカリキュラムに反映し、即戦力として役立つ人材を育成しています」と校長の熊谷隆さん。
全科で社会人としての基本を学習
訓練科は五つ。新年度からリニューアルするのが「住建築・リフォーム科」です。これまでの在来木造建築物の施工技術に加えて、建物の施工管理や設計補助、CAD(コンピュータ設計支援)などの技能を訓練科目に導入。
「リフォームに必要な計画や構造、施工、法規など、女性から苦手だという声がよく聞かれる建築全般に関する知識と技術も分かりやすく教えます」
女性の訓練生が多い「プロダクトマネージメント科」では、財務会計やパソコン、電話応対から、生産管理や品質管理といったものづくり業務まで、幅広い業務を学習。日商簿記検定、品質管理検定などの資格試験にも挑戦できます。子育てなどで離職期間が長くても、修了後に正社員として活躍するケースが多いのだとか。
「メカトロニクス科」は、機械・電子分野の基本を学び、1人1台のロボットを制作。「システム設計科」ではプログラミングを習得します。チームで参加した「ETロボコン2020」では全国大会で見事に優勝! ほかに、機械技術者になるための「機械加工システム科」があります。
「全ての科で社会人としての基本も学べます。訓練生の適正に応じた指導を行い、親身に就職をサポートしていきます」
「住建築・リフォーム科」の職業訓練指導員・久馬憲さん
「木材を手作業で加工し、訓練生たちが力を合わせて家1棟を建築するのがカリキュラムの目玉。工務店などで求められる設計や図面作成、CAD、管理の技能も身に付けます。大工志望、施工管理向きなど、訓練生それぞれに合わせた細かな指導をします。将来の道を一緒に考えていきましょう」
学校説明会を開催
新年度の入校に向けて、2次募集が2021年1月6日(水)から、3次募集が3月19日(金)から開始(左表参照)。入校選考料は2200円。入校料5650円、年間授業料は約12万円(減免制度あり)。個人所有の工具、教科書、作業服などは実費要。
選考試験に合格すれば4月から訓練生として新生活がスタートします。実際に学校の雰囲気を見てみたいという人は、学校説明会に足を運んでみては。
2021年の学校説明会
訓練科の特徴や詳細な訓練内容、専門校の特色、修了生の就職状況などについて担当指導員が説明。施設見学あり。申し込み要。申し込み方法はホームページで確認を。
〈日程〉
1月 8日(金)午前10時~
2月25日(木)午後4時30分~
3月 7日(日)午後1時30分~
3月21日(日)午前9時30分~
(2020年年末年始号より)
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