価格や飲みやすさなどの利点があります
医療の質を落とさず、医療費を削減する方法の一つとして推進されているのが、ジェネリック医薬品(後発医薬品)の活用です。「京都府薬剤師会」理事の三上由美さんに話を聞きました。
「ジェネリック医薬品とは、先発医薬品の特許が切れた後に製造販売される薬のこと。先発医薬品と同じ有効成分で、同等の効き目を持ちます」
開発コストが抑えられるので、低価格な点も特徴だとか。
新たな制度として、昨年10月からは「長期収載品の選定療養」が始まりました。これは、医療上の必要性なく先発医薬品の処方を希望する場合は、保険給付金とは別の特別料金が発生する制度です。医療保険に加入するすべての人が対象だそう。
「ジェネリック医薬品は、新しい技術を用いて工夫が施されているものも。形や味、大きさが飲みやすいように改良されていたり、包装に薬の名前が分かりやすく記載されていたり。価格以外にも利点がありますよ」
不安な点があれば、薬剤師に相談を。
「薬剤師の使命は、患者さんに薬をきちんと飲んでもらうこと。調剤した医薬品に対する説明義務もあります。気軽に頼ってくださいね」
同会のホームページでは、ジェネリック医薬品や「長期収載品の選定療養」の制度について紹介しています。下記HPからアクセス可。
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〈問い合わせ〉
京都府薬剤師会
京都市東山区東大路通五条上ル梅林町563
TEL:075(551)0376
(2025年2月15日号より)
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