卒業式や入学式。自分や家族の、さまざまな思い出を読者に聞きました。これから式を迎えるという人は、参考になるエピソードがあるかも。
※2024年1月にリビング読者にアンケート。有効回答数469
イラスト/オカモトチアキ
写真や動画を撮影すると
469人の読者から集まったさまざまなエピソード。
その中でも多かったのが、写真や動画の撮影にまつわる話でした。卒業式、入学式ともに形に残る思い出を、と奮闘した人たちがいます。
ビデオに残ったのは…
「子供の卒園式、コロナ禍で参加できる保護者は1人限定。パパたちにも見てもらえるように、右手にカメラ、左手にビデオを構えて式に参列。いざ式が始まるとわが子を見つめ感動で涙が止まらず、ビデオはブレブレだし、私のはなをすする音が入りすぎて大失態。それもこれもいい思い出かな」(Nさん、40歳)
本気か冗談か
「中学の卒業式数日前にアルバムが配られ、仲の良かった友達や先生に寄せ書きを書いてもらった。自ら書かせてと言ってきた男子、後でメッセージを確認すると『大好き』と。本気か冗談かわからず、恥ずかしくて聞きもせず、そのまま高校が分かれてうやむやに」(Tさん、32歳)
気持ちはプロカメラマン
「息子の中学の卒業式。気合いを入れて一眼レフカメラで撮影しまくっていました。同じ式に参列していた高校の同級生から、めちゃくちゃ目立っていたと言われました」(Kさん、43歳)
動画に号泣
「めいっ子・おいっ子の卒業式の動画を見て号泣してしまった…。育てたわけでもないのに」(Nさん、46歳)
反抗期が長くて
「反抗期が長く、入学式に来てくれるのは母しかいないのに母が来てくれるのも恥ずかしく、写真もほぼ残っていない。今思えば母とのツーショットが欲しかったなぁ。あの時間あの瞬間は戻ってこないなぁ」(Tさん、35歳)
娘よりも緊張して
「長女が卒業生代表であいさつすることに。私がすごく緊張してビデオのスイッチを入れ忘れてしまい、撮れていなくて怒られた」(Oさん、49歳)
式の最中に…
厳粛な式の最中にも、いろいろなことが起こったようです。感動だけではないエピソードを紹介します。
大きな音の正体は
「中学時代は、おなかがすいて、式の最中に大きな音でおなかが鳴って恥ずかしかったです」(Nさん、42歳)
他の園児を見て
「子どもの保育園へ毎日送り迎えをしていたので、他の園児とも顔見知りな私。卒園式ではそれぞれの子たちを見るたびに、涙ボロボロでした。みんなもう、違う小学校へ行ったので、何年も会っていません。良い思い出です」(Iさん、55歳)
ギリギリ間に合ったけれど…
「息子2人の卒業式(小学校と高校)がダブルブッキング。しかしラッキーなことに小学校は午前、高校は午後でした。大急ぎで移動しギリギリ間に合い、受付の先生に体育館の入り口を案内されたのですが…。(私が入場したときが)卒業生入場のアナウンス直後だったみたいで、一斉にカメラが向けられて入場。恥ずかしい目に遭った思い出があります」(Hさん、52歳)
ファッションにこだわって
特別な日だからこそ、ファッションにもこだわりが。準備から気合いを入れたという人がたくさんいましたよ。
スーツの色は?
「短大の入学式のために母がスーツを買ってくれました。店員さんにも母にも絶賛されて購入したスーツはオレンジ色。いざ入学式に行くと意外とみんな紺色とかベーシックな装いで『えっ!?』ってなりました」(Mさん、50歳)
カッターシャツが…
「息子の入学式。カッターシャツのアイロンをし忘れて、しわしわのシャツで参加。恥ずかしい思いをさせてしまい今でも言われます」(Kさん、39歳)
はかまの着付けとヘアセット
「子どもの小学校卒業式。初めてはかまの着付けもヘアセットも私が自力でやるぞ!と決め、事前に練習に励みました。当日、無事に送り出した頃には、やりきった感でいっぱいでした。卒業式はこの後なのにね(笑)」(Sさん、43歳)
サプライズやハプニングも
普段とは違う雰囲気だからこそ、素直になれたり、羽目を外してしまったり。非日常のイベントでの、サプライズやハプニングも。
親からの手紙
「小学校の卒業式の時、教室に戻ってからクラス全員サプライズで親から手紙をもらいました。生まれてから今日までのことが書いてあり、初めて親の気持ちを知り泣きました」(Oさん、40歳)
みんな制服
「子供の卒業式、制服だったことと、自分の目が悪かったせいで、自分の子供を見つけられず大変な思いをした。目立つ髪形や目印を考えればよかったと後悔」(Tさん、35歳)
6年生になったら
「親も不安な子どもの入学式で、6年生の子が優しく手をつないで連れて行ってくれた姿をハッキリと覚えていました。(わが子が6年生になったとき)あんなにしっかりと引っ張って優しく対応できる子になるのかなと思っていましたが、昨年、引っ張っていけるような子に成長していました」(Hさん、44歳)
生まれて初めて
「長男の中学の卒業式の後。謝恩会も終わり仲良しのママ友とお茶だけして帰る予定が、息子たちがボウリングに行ったから見に行こう!となりました。それだけで終わればいいのに、元気のいいお母さま方が、私たちもボウリングをしよう!となり、生まれて初めて着物でボウリングをしました」(Mさん、61歳)
憧れの先輩の
「知人は憧れの先輩の卒業式で、制服のボタンをもらおうとお願いに行ったそうです。でも、もう全てのボタンが〝売り切れ〟。それでも、先輩が袖のボタンをくれたという、甘酸っぱい思い出を教えてくれました」(Dさん、36歳)
コロナ禍で
「大学の入学式はコロナ禍のため、中止になりました。そして2回生の頃、新1回生と一緒に入学式をすることになりました。これまで大学生らしいことが何もできず気に病んでいました。しかし入学式に出たことで、もう一度頑張ろうと気持ちを切り替えることができました。入学式を開いてくれたことにすごく感謝しています」(Nさん、22歳)
編集後記
こちらで紹介できたのは、ごく一部のエピソード。卒業式、入学式は、時代を反映しつつ多くの人にとって印象深いイベントであることを実感しました。記者は、高校の卒業式で担任の先生にクラス全員直筆サイン入りのパズルをプレゼント。先生が想像以上に泣いて喜んでくれたのが忘れられません。
(2024年3月2日号より)
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