〝知ってほしい〟という熱い思いを感じられそう
香り付きの消しゴムだったり、ビー玉だったり…。小さいときに集めていたものはありますか。
「〝集める〟という行為には、いろいろな思いがこめられています」とは龍谷ミュージアムの学芸員・和田秀寿さん。
2022年9月17日(土)から同館で開催される秋季特別展「博覧―近代京都の集め見せる力―」は、四つのテーマを通して、〝なぜ、人は集めるのか〟を探ろうという企画。そのテーマは「初期京都博覧会」「西本願寺蒐覧会」「仏教児童博物館」「平瀬貝類博物館」。明治から昭和戦前期に京都で開催・開設されたものです。
「こうした展覧会や博物館は、『多くの人に伝えたい』『貴重なものを残しておきたい』という熱い思いで資料を集めていました。本展に並ぶ当時の展示物など約200点を通して、目的に向かって努力をしてきた人のことを知ってもらえれば」
当時の生活ぶりがわかる写真の垂れ幕にも注目
会場で目を引くのが写真をプリントした3~4m四方の垂れ幕。10枚ほどあり、開催・開設のころの京都の庶民の生活ぶりが写されています。
「写真の中の注目ポイントには印と解説を付けています。当時の様子を感じてください」
関連イベントも多数実施(下記の表は一例)。詳細はホームページで確認を。
〈期間〉
2022年9月17日(土)~11月23日(祝・水) 月曜休館
前期:10月16日(日)まで、後期:10月18日(火)から
※9月19日(祝・月)、10月10日(祝・月)は開館。9月20日(火)、10月11日(火)は休館
〈時間〉
午前10時~午後5時
※10月7日(金)・21日(金)は午後8時まで。入館は閉館時間の30分前まで
〈入館料〉
1300円、高校・大学生900円、小中学生500円
●記念講演会
①9/25(日)「貝を集める面白さ 平瀬貝類博物館に思う」講師:多田昭さん(元香川県立津田高等学校教諭)
②10/2(日)「仏教児童博物館ーモノを介したコミュニケーション」講師:佐藤優香さん(東京大学大学院情報学環客員研究員)
※無料、午後1時30分~3時。会場は龍谷大学大宮学舎。申し込みは下記ホームページボタンから
〈問い合わせ〉
龍谷ミュージアム
下京区堀川通正面下ル(JR「京都」駅から徒歩約12分)
TEL:075(351)2500
(2022年9月17日号より)
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