スマートフォンの操作やダンス、プログラミングなど、大人より子どもの方が使いこなしていたり慣れ親しんでいること、ありますよね。今回は、「大人が子どもに教えてもらう」特集です。
※リビング読者にアンケートを実施。有効回答数311 ※撮影時のみマスクを外しています 撮影/二階堂直敬
「子どもに教わりたいことはありますか?」とリビング読者に尋ねたところ、アプリ、SNSなど、主にスマートフォンを使ってすることが多くあげられました。他には歌やダンス、スポーツなど、教えてもらって一緒に楽しんでいるという声も。
そこで、「興味があるけれども一人では、やり方が分からない」「とても上手な子どもがいるので教えてもらいたい」という読者2人にチャレンジしてもらいました。「すでに教わった」という読者の経験談もいくつか紹介します。
夏休み、あなたも子どもたちにいろいろと教わってみませんか。
「曲やアニメーションの効果で楽しさ伝わる動画が完成」
読者のNSさん(46歳)が挑戦するのは動画作り。教えてくれるのは、娘のMSさん(高校2年生)です。
MSさんが、卒業する先輩のために部活の皆で作ったという動画が感動的で、自分もやってみたいと思ったNSさん。誕生日の夫に贈る動画を作ることにしました。
まず、MSさんに教わった動画作成のアプリをスマートフォンにインストール。「これは簡単」。過去に撮影した写真から使用するものを選び、表示時間を設定します。
「写真の数が多いから表示時間は1、2秒にした方が良いよ」とMSさん。「速いんだね」と驚いたNSさん。
次はBGM。動画の雰囲気を左右するので何曲かを聞き比べ、「家族旅行の写真にしたから明るいこの曲に」と決定。音楽が流れる設定に。
編集画面。写真の表示時間や音楽の流れる時間などを設定
MSさんの提案でアニメーション付きのメッセージも追加。ですが、「文章が長くて読み切れない」と思ったNSさんは、教わりつつメッセージ入り写真の表示時間を長めに設定しました。さらに音声も追加して動画が完成!
「こういうことはマニュアルもなくて一人では難しい。操作など直接教えてもらえて良かったです」(NSさん)
完成した動画の一場面。メッセージと絵文字が、効果音と共に表示されるアニメーション付き!
メッセージの背景に花火が上がり、2人の音声が流れる仕掛けも。夫も「感慨深く、早く赴任先から帰りたくなりました」と
「曲をイメージして感情豊かなピアノ演奏に」
家族に音楽大学出身者や元歌手がいるなど、ANさんにとって身近な音楽。40歳手前になり、しばらく弾いていなかったピアノを久しぶりに練習して、趣味にしたいと思っていたそうです。
ピアノは、めいのMTさん(中学1年生)とYTさん(小学4年生)に教わります。二人とも4歳からエレクトーン、小学生のころからピアノを習い、コンクールでも良い成績を残す腕前だとか。
「ちゃんと弾けるかな」と不安なANさんの隣に二人が座り、練習スタート。上手に弾くためには、タッチの正確さも大切ですが、「曲調をとらえて思いや心を込めて弾く」ことがポイントだとMTさん。譜面の記号から曲の雰囲気を理解して弾くことで、感情豊かな演奏になるそう。
「曲をイメージしてから弾くという発想がなかったので驚きでした」(ANさん)
「楽譜通りのスピードで弾くとうまく弾けない」とANさんが言うと、姉妹は「左手だけでまず弾いて、次に右手を合わせよう。間違えても大丈夫だよ」と。YTさんが試しに弾いてみせることもありました。
約30分、楽しく練習は進み、一曲弾けるように。ANさんは「親戚で集まれるときが来たらみんなで演奏したいですね」と意欲を見せていました。
音と音を離して演奏するスタッカート記号の付いた音も、ただはねるだけでなく、明るいイメージを持って弾きます
教わった楽曲を披露するANさん。息子のSNくん(右)が興味津々
子どもに◯◯を教わりました
競技ドッジボールが面白い
子どもが習っている、競技ドッジボールのルールを教えてもらいました。知らなかった世界を知ることができて、とても面白いです。(TSさん・44歳)
2.5次元にハマっています
娘に2.5次元の良さを教えてもらい、ミュージカルを一緒に見に行ったりして楽しんでいます。勧めてもらう漫画やアニメも奥が深く面白いです。親子で推しメンを応援しております。(MUさん・55歳)
※2.5次元…漫画やアニメ、ゲームなどを原作に、現実の俳優が演じるミュージカルや舞台作品
変身して楽しいビデオ通話に
ビデオ通話をしているとき、画面に表示されている顔に動物の耳を生やしたり仮面が付けられることを、孫に教えてもらいました。変身できるのが楽しくて、なかなか電話が切れませんでした。(HTさん・69歳)
プログラミングで子どもの成長に驚き
小学4年生の子どもに教わったプログラミング。子どもは長期休みの間だけ習っているのですが、きちんと身に付いていて子どもの力に驚かされました。(RYさん・39歳)
娘と一緒にダンスを
男性アイドルグループのダンス。娘が中学生だった頃、体育祭で上手に披露していたので、「お母さんにも教えて!」と一緒に踊って盛り上がりました。今でも良い思い出です。(YWさん・50歳)
バレーボール観戦がより楽しめるように
バレーボールクラブに入っている息子に、競技ルールを教わりました。テレビで試合を見る時、息子と会話をしながらより楽しめるようになりました。(MSさん・43歳)
勉強系のアプリで脳トレ
新しいアプリは娘に教わっています。漢字や英語の問題をゲーム感覚で解いたり、数学の問題の解き方の解説を見たり、アプリを勉強にも活用している娘。私も脳トレに勉強系のアプリを使うようになりました。(SAさん・42歳)
新聞も上手にくくれます
ボーイスカウトの子どもたちにロープの結び方を習いました。巻き結びという結び方で、上手に古新聞をくくれるように。(AKさん・55歳)
苦手な昆虫も…
昆虫が大好きな息子に、小学生の頃、いろいろな幼虫や羽化の様子を実際に見せてもらいました。虫は得意ではなかったのですが、興味がわくように。一緒に昆虫採集に出かけたり共通の話題が増えました。(NKさん・53歳)
孫に折り紙を教わって
折り紙が得意な孫に、三面体、六面体の作り方を教わりました。私も友達に教えてコミュニケーションをとるきっかけができました。(SMさん・69歳)
(2022年8月6日号)
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