大人の春服をパステル&ブライトカラーで明るく!

2022年3月4日 

リビング編集部

春、店頭で目を引くのはパステルやビビッドなカラーの服。「明るい色は苦手…」という大人の女性も、手持ちのベーシックアイテムと合わせて春のおしゃれを楽しんでみて!

イラスト/竹田明日香


オトナ×パステルカラー

ポイントは〝甘辛ミックス〟

優しくスイートな印象のパステルカラー。年齢的に取り入れにくい…と思っていませんか。

「黒などのダークな色を効果的に使えば、甘さと辛さのバランスが取れて大人らしい着こなしに」。教えてくれたのは、パーソナルスタイリストとして活躍する和田昌子さんです。

「40代、50代になると、無難な色の服を選びがちな女性も。でも、お出かけ時には明るい色を着てみたい、という声も多いです。ぜひこの春は挑戦してみてくださいね」

パステル、ブライトカラーから、和田さんが今春注目するカラーをピックアップ。ベーシックなアイテムと合わせてコーディネートしてもらいました。

ハンサムアイテム投入で甘さを上手に軽減

フェミニンでキュートな印象が強いパステルピンク。デニムや黒のパンツなど〝ハンサムアイテム〟と組み合わせれば、大人らしい甘辛コーデに。

+黒パンツ

トレンドのバルーンスリーブのブラウスに、黒のストレートパンツで〝かわいい×カッコいい〟を楽しんで。バッグ、靴も黒で統一。シルバーの大ぶりイヤリングでさらに辛さをプラス


女性を若々しく見せる大人カジュアルが完成

さわやかなパステルブルーは、少しカジュアルなアイテムを合わせると優しい雰囲気に。アクセントになるカラーの小物を加えれば、より華やかに若々しく着られます。

+白シャツ

マキシ丈のフレアスカートと白シャツの上品な組み合わせは、オフホワイトのベストでカジュアルに。キャメルのショートブーツで印象を引き締め、イエロー系のビーズネックレスで遊び心も加えて

+白デニム・ボーダーカットソー

シャツワンピース&白デニムの爽やかコーデに、ボーダーカットソーをラフに巻いてこなれ感をアップ。イエローのバッグとイヤリングが差し色に。黒のバレエシューズで上品さをキープ


印象がぼやけないよう黒や茶を少し加えて

フレッシュなパステルイエローは白に合わせる、または同系色のワントーンコーデが今春のおすすめ。印象がぼやけそうなら黒・茶色を少量で取り入れ引き締めて。

+茶系小物

トップス・パンツ・スカーフのワントーンコーデがエレガント。ラインが強調され淡い色でもすっきりした印象に。小物は茶系で統一。羽織るなら、紺のブレザーがオススメ

+グレー系スカート

軽やかな雰囲気のカーディガン。ボタンを留めニット風に着て、ツヤのあるグレーのロングスカートを合わせれば大人っぽく。華奢(きゃしゃ)なネックレスの重ね使いも、きちんと見えのポイント


オトナ×ブライトカラー

色の強さをうまく生かして

リゾートを思わせる、明るく澄んだ鮮やかな発色のブライトカラー。

「昨年から人気のブライトグリーンに加え、ブライトブルー、ブライトオレンジも今季注目です」と和田さん。

フレッシュで快活な印象を与えてくれますが、「色の力が強いので、シンプルな形のアイテムを選んで。バッグや靴など小物で取り入れるのもおすすめ」とのこと。

「合わせ方でエレガントにもカジュアルにも寄せられ、いつものコーデをブラッシュアップしてくれます」


ブライトグリーン

華やかでもなじみやすく上品さもきちんとキープ

手持ちのアイテムとの相性もよく、意外にも万能なブライトグリーン。定番の黒やベージュの代わりに使えばぐっとセンスアップ。ヘルシーかつ上品な印象に。

+白シャツ・デニム

清潔感のある白シャツとデニムのコーデに、スカーフ・カーディガンをグラデーションで合わせれば一気に華やかに。バッグ、靴は白系でまとめると合わせやすい

+ベージュのブラウス

鮮やかなパンツで、無難なベージュのブラウスも明るい印象。ジレを羽織ってより今春らしく。フラットシューズ、パールの一粒ピアスの白が抜け感を演出。茶系バッグがコーデの締め色に


ブライトブルー

芯の通った大人女性の知的さ、個性を演出

クールでさわやかなイメージの明るいブルーは、りんとした知的な女性らしさや個性を発揮したいときに活躍。ベーシックカラーならいずれも好相性。

+ベージュ系パンツ・カットソー

鮮やかなワンピースも、長め丈なら大人も着やすく。春らしいベージュ系のパンツやハイネックカットソーを合わせて、ダークブラウンのかごバッグで夏を先取り。ネックレスやバッグに結んだスカーフでこなれ感も

+ボーダーTシャツ・黒カーディガン

黒白のボーダーTシャツ&マキシ丈スカートのカジュアルコーデは、黒のカーディガンが引き締め役に。シルバーのバッグが大人らしいチョイス。カラーの靴下を取り入れるとより個性的に


ブライトオレンジ

フェミニンなアイテムが元気カラーと引き立て合う

元気カラーのブライトオレンジは、ブラウンやベージュの代わりに投入を。コーデによってはカジュアルすぎる、メンズライクになることもあるので、女性らしいアイテムと合わせて。

+ネイビーのブラウス

すとんとしたタイトスカートには、ネイビーのとろみ素材のブラウスを。ショートブーツやパールネックレスなど白小物で春らしさをプラス。気負い過ぎないキレイめコーデが実現


\教えてくれたのは/

パーソナルスタイリスト
和田昌子さん(from MASAKO CLOSET)

滋賀・京都を拠点に活躍するパーソナルスタイリスト。おしゃれに悩む大人女性がファッションを楽しめるよう、コーディネートを提案している。
ブログ「40代50代からをもっと自分らしく♡素敵な女性になれるオシャレのヒント♪」
https://ameblo.jp/betty-la-chic

基準にすべきは〝どんな自分になりたいか〟

「40代・50代の〝ファッション迷子〟の中には、パーソナルカラー診断や骨格診断にとらわれ過ぎている人も少なくありません。実は、各タイプに100%当てはまる人は少数で、大多数はミックスタイプ。本当に大切なのは、ファッションで『自分がどうなりたいか』、そして『どういう服を着ていたいか』ということです。それを思い描ければ、おしゃれがもっと楽しくなりますよ」

(2022年3月5日号より)