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自宅で過ごす時間が増えた今、室内にグリーンを置く人が増えているとか。専門店に、インテリアとして初心者にもおすすめのグリーンを、育て方のポイントと併せて教えてもらいました。

撮影／三國賢一

Aパキラ

日当たりを気にせず、育てがいも

もともとは熱帯の日当たりが良い場所に生育する常緑高木。耐陰性があり、常に真っ暗でなければ置き場所を選びません（電気の光でもOK）。成長が早く次々と新芽が出てくるので、育てがいがありそう。〝快活〟〝勝利〟という花言葉も縁起が良く、飾っていると元気をもらえるかも。1870円（鉢は別売り・1980円）

POINT

水やりは、土が乾いてから2日後くらいにたっぷりとあげて。葉の表裏に霧吹きをする〝葉水〟をすると、害虫予防にもなります。

Bピレア・ペペロミオイデス

ま〜るい葉っぱが愛らしい

〝パンケーキプランツ〟との別名もあるこちら。丸くて少し厚みのある葉っぱがキュート。ここ最近、SNSでも多く見かけるなど、世界的にファンが多い多肉植物です。いろんな角度から撮影するなど、日々の記録写真をアップして楽しむのもいいですね。1320円（鉢は別売り・1100円）

POINT

育て方は比較的簡単。室内の明るい場所に置き、水やりは土の表面が乾いてから。翌日にたっぷりと与えましょう。植え替えなしで、倍くらいの大きさまで成長します。

Cリプサリス

オンライン会議の背景がおしゃれに変身

ひも状に長くしだれる姿が印象的で、ハンギングにぴったり。オンライン会議などで背景に映り込むと、グッとおしゃれになると好評とか。実はサボテンの仲間の多肉植物ですが、トゲは細く小さく退化しているので、扱いやすいそう。3300円

POINT

窓際などの明るい場所を好みますが、真夏の直射日光に長時間当てると葉焼けを起こしてしまうので注意を。水やりは月に1回程度でOK。

D寄せ植え

土を使わず、キッチン回りにも

土の代わりに、天然ヤシの実を原料とするチップを使った〝観葉植物のブーケ〟のような寄せ植え。土を使っていないので、テーブルの上やキッチン回りに置いても。ガラスポットが見た目も涼しげで、これからの季節に活躍しそう。7150円（内容により価格変動あり）

※写真はテーブルヤシ、アイビー、フィロデンドロン・シルバーメタル、ライムポトス、アスパラ、ペペロミア・ラグラス

POINT

明るい部屋に置き、水やりはしっかりと。ひたひたになるまで水を注いでチップに水を含ませたら、容器を傾けて余分な量を捨てて。

Eセッカシノブ

見て、なでて、猫の手のような〝根っこ〟

シダ系の「トキワシノブ」の一種。涼しげな風情があり、日陰の軒先につるしても。特徴的なのが、根茎（こんけい）という地上に伸びる白い根っこ。フワフワとした毛に覆われていて、まるで猫の手のよう。優しいタッチであれば触っても大丈夫なので、これに癒やされる人が多いとか。3630円

POINT

〝半日陰〟くらいに置きましょう。根元を覆っているミズゴケが乾いたら水やりを。極端な乾燥はNG。

Fサンセベリア・ボンセレンシス

成長が遅く、長く飾っておけます

手のひらを広げたような形が特徴的。通常は葉が真上に伸びるものが多く、空気を浄化するともいわれている多肉植物で、リビングや書斎などに。温度や湿度など、一度環境に慣れると場所を選ばないのも魅力。成長が非常に遅く、インテリアとして長く飾っておけます。1980円

POINT

水のやり過ぎはNG。土が乾いたらあげる程度に。葉の色が抜けるのを防ぐため、直射日光は避けて。カーテン越しに日光が当たる場所がおすすめ。

（2021年4月17日号より）