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住宅・教育資金のため、貯蓄方法にアドバイスを。保険は手厚くかけた方がいい?
妻は、出産前に勤めていた美容院で月に10日ほど働いています。子どもたちは、保育園の一時預かりを利用したり、実家で預かってもらうことも。10年後、開業して店舗兼マイホームを建てるのが目標です。夫の共済保険のみで、妻は保険未加入。子どもが小さいので、保険で備えた方がいいのか思案中です。
夫33歳(会社員) 妻30歳(美容師) 子ども2歳・1歳
実家の協力を得ながら、子育てと仕事をしっかり両立されています。
妻は、今のところ短時間勤務ですが、子どもの成長とともに働く時間を増やしていく予定。マイホームの一角に、「自分の美容院」を作りたいというすてきな夢を持っています。今から少しずつ準備を進めて、ぜひ実現させてくださいね。
家計簿を見ると、支出はどれも上手に抑えられています。「食費」「水道・光熱費」「通信費」もスリム化できているので、この調子で頑張っていきましょう。
貯蓄について。「教育資金用」「マイホーム用」と、目的別にためていてグッド。さらに、開業資金分として月3万円程度をマイホーム用に上乗せできそう。マイホームの取得は10年後、子どもの専門学校や大学への進学は16年後。まだ少し時間があるので、それぞれの積み立ての一部を運用に回してもよいかも。購入のタイミングが分散できる「NISA」のつみたて投資枠は、運用益が非課税。値動きのリスクはありますが、インフレにも対応できます。
生命保険に関しては、夫の共済保険のみで妻は未加入とのこと。「保険料を払うお金があれば少しでも貯蓄したい」と考えていますが、現時点では手元のお金が十分とはいえない状況。夫に万が一のことがあった時に備え、死亡保険への加入をお勧めします。例えば、今の年齢で、死亡時に55歳まで毎月10万円の保険金が支払われる「収入保障保険」に加入すると、月々の保険料は2000円ほど。妻の収入と遺族年金も見込めるので、ある程度生活のめどが立ちそうです。さらに妻も共済などを活用して、医療保障を得ることも検討してみましょう。しばらくの間は、「保険料は必要経費」と割り切り、リスクに備えてくださいね。
ファイナンシャルプランナー
八束 和音さん
(2024年7月13日号より)
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