京都の書店員やカフェ店主がおすすめの本を紹介。
すてきな一冊に出あえそう!
架空の記憶を持つ青年と、実在しないはずの幼なじみ
自分にとって、都合が良い記憶も悪い記憶も、思うように操作可能な薬が存在する時代。ある記憶だけを削除して、別の記憶〝義憶〟を植えつけることもできる。そんな世界を舞台にした恋の物語です。
架空の青春時代の記憶を植えつけられた孤独な青年・天谷千尋。日常生活のなかで、何かがトリガーになり、義憶の時間を泳ぎ、夏凪灯花(なつなぎとうか)という幼なじみと出会う。千尋の義憶のなかに生きる灯花は、実在しない人間のはずだったが―。
物語の後半は灯花視点で進みます。彼女を取り巻く世界に、果たして千尋は存在しているのか。最後の一文にほろっと涙します。
■本の紹介者
大垣書店イオン洛南店
小林素紀さん
https://www.books-ogaki.co.jp/
(2022年3月5日号より)
最新の投稿
おすすめ情報
- カルチャー教室
- アローズ
- 求人特集
- 不動産特集
- 京都でかなえる家づくり
- 医院病院ナビ
- 高齢者向け住宅 大相談会
- バス・タクシードライバー就職相談会in京都
- きょうとみらい博