【コレ読んで!】思い立ったら隠居 週休5日の快適生活

2020年10月9日 

リビング編集部

京都の書店員やカフェ店主がおすすめの本を紹介。
すてきな一冊に出あえそう!

思い立ったら隠居 週休5日の快適生活
大原扁理 ちくま文庫(814円)

嫌なことはせずに日々を楽しむ隠居生活とは

20代前半から10年以上隠居生活を続けている作者が、ライフスタイルを紹介した本。週2日はバイトをし、週5日隠居のような生活を楽しむのですが、この生活が今の新しい生活様式にぴったりで非常に興味深いです。

低収入で生活をするのでいかにお金をかけずに生活するかが大事。でも作者は家事全般や図書館通いや野草摘みなど、自分なりに工夫することで楽しい生活へと変えてしまっているのです。

作者いわく「何をしたいかではなく、何をしなくていいかが行動基準になっている」そうで仕事は一番したくないそう。
この世の中に嫌なことを一切しないで生活をしている人がいると知るだけで元気になる、そんな一冊です。

■本の紹介者
エレファントファクトリーコーヒー
畑啓人さん

(2020年10月10日号より)