読者の声
汲(く)み取り式トイレの歴史は古く、鎌倉時代までさかのぼります。
「鎌倉幕府が麦の二毛作を奨励してから、糞(ふん)尿は貴重な肥料に。明治時代までは貯糞汲み取り式トイレが主流でした」と、日本レストルーム工業会の担当者。その後、1904年に初めて和式水洗トイレが製造されます。
「下水道や浄化槽の普及により、2014年ごろの水洗化率は90%以上。また、1970年代後半に洋式トイレの出荷が和式トイレを上回り、2000年代前半には和式トイレの出荷比率が5%以下となりました」
子どもたちが汲み取り式や和式のトイレに戸惑うのもうなずけます。
自動式の機能については、「フタを自動で開閉する機能を搭載した温水洗浄便座は1992年に、自動で便器洗浄をする温水洗浄便座は1995年に発売されています」。発売以来、徐々に広まっていったよう。今後も便利な機能が〝当たり前〟になっていくかもしれませんね。
読者の声
(※1)特定の意味は定まっておらず、感情の高まりを表す。「ヤバイ」に近い言葉
(※2)「笑った」ことの意味
(※3)「ワンチャンス」の略。低いながらも可能性がある、といった意味