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子どもとの世代間ギャップ

読者の声

  • 汲み取り式トイレを知らなかった10歳の娘。叔父さんの家で見て、「落ちちゃう!」と大騒ぎになりました(NM、41歳)
  • 和式トイレの使い方が分からなかった5歳のおい。
    「このトイレは怖い!」(ST、49歳)
  • 幼稚園で働いています。2歳児がトイレで固まっているので声をかけると、「フタ開かないねん」。自動で開くと思っていたみたい(HK、49歳)
  • 高校生のめいは、トイレのレバーで水を流すことを知らなかったそう。今は自動で水が流れるタイプが多いからですね(NT、38歳)

水洗トイレは今や90%以上 便利な自動機能も搭載

汲(く)み取り式トイレの歴史は古く、鎌倉時代までさかのぼります。

「鎌倉幕府が麦の二毛作を奨励してから、糞(ふん)尿は貴重な肥料に。明治時代までは貯糞汲み取り式トイレが主流でした」と、日本レストルーム工業会の担当者。その後、1904年に初めて和式水洗トイレが製造されます。

「下水道や浄化槽の普及により、2014年ごろの水洗化率は90%以上。また、1970年代後半に洋式トイレの出荷が和式トイレを上回り、2000年代前半には和式トイレの出荷比率が5%以下となりました」

子どもたちが汲み取り式や和式のトイレに戸惑うのもうなずけます。

自動式の機能については、「フタを自動で開閉する機能を搭載した温水洗浄便座は1992年に、自動で便器洗浄をする温水洗浄便座は1995年に発売されています」。発売以来、徐々に広まっていったよう。今後も便利な機能が〝当たり前〟になっていくかもしれませんね。

読者の声

  • 土曜日は半日学校に行っていたと話したら、小学生のわが子に「土曜日は休みやん」と言われた(HH、44歳)
  • 手遊びの歌詞。私のときは「お寺のおしょうさんがカボチャの種をまきました。芽が出てふくらんで花が咲いたらじゃんけんぽん」でしたが、3歳の子どもは「~花が咲いて枯れちゃって忍法使って空飛んで東京タワーにぶつかってかみなりゴロゴロじゃんけんぽん」。長い!(ST、39歳)
  • 18歳の娘によると、最近は泣くことを「ピエン」と言うらしい。それ以上に悲しいと「パオン」。もはや人ではなくゾウになっている(NY、53歳)
  • 「キムタクって歌えるの?」と小学生の息子。「SMAPだったし、歌って踊れるよ」と言ったら、「SMAPだったの!?」。ドラマやCMのイメージが強かったようで。衝撃でした(IJ、45歳)
  • 〝じゅんれんか〟といえば、私世代は長渕剛の「巡恋歌」。中学生にとっては湘南乃風の「純恋歌」らしいです(HY、45歳)
  • 実家に帰省した際の入浴時。6歳の息子が固形せっけんの使い方が分からなかった様子。普段ボトルタイプしか使っていないからか…(IY、34歳)

  • 近頃少ない、回すタイプのドアノブ
    5歳の娘は開け方が分かりませんでした(KK、36歳)
  • 美容師をしています。小学2年生にどんな髪形がいいか尋ねたら、「iPadで見本調べて」と。ヘアカタログを取り出そうとした手が止まりました(HT、39歳)
  • 「『テレビをつけて』って言ってるのにつかないよ?」と、遊びに来た友達の子ども(幼稚園児)。ごめんね、私の家にスマート家電はないのよ(YS、42歳)
  • 14歳と11歳の息子が話す言葉が全く分かりません。「まじ卍(まんじ)」(※1)「草はえる」(※2)「ワンチャン」(※3)…。「訳して!」が口癖です(UR、42歳)

    (※1)特定の意味は定まっておらず、感情の高まりを表す。「ヤバイ」に近い言葉
    (※2)「笑った」ことの意味
    (※3)「ワンチャンス」の略。低いながらも可能性がある、といった意味

編集後記
電話マーク(☎)や携帯電話マーク()が伝わらなくなる日も近いかも…と感じた今回の特集。「お寺のおしょうさん~」の歌詞は、記者(20代後半)は「~空飛んでテレビの前でじゃんけんぽん」と歌っていました。身近な人との世代間ギャップも探してみては。

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