スマートフォンで料理をパシャッ。そんなシーン、思い当たる人も多いのでは。でも、おいしさが伝わるような写真を撮れないということも。
撮影のコツを教えてくれたのは、フォトグラファーの渡辺未知さん。「料理は自然光で撮影するのがおすすめ。夜の場合はフラッシュはたかず、電球光で撮影してからアプリなどで補正するのも手です」と話します。
毎日の料理を写真に残せば、健康管理にも生かせそうですね。
※料理写真はいずれも渡辺さんが撮影
窓から入る光(斜めからの間接光)で写すと、明るく自然な色に仕上がります。椅子の上に立ち真上から撮れば、全ての皿にピントが合わせられるそう。
「レンズに軽く息を吹きかけて曇らせ、曇りが消えかけたときにシャッターを押すのもテクニックの一つ。湯気が立っているような写真が撮れますよ」(渡辺さん)
電灯光が皿に写り込んでしまっているこちら。色かぶりして少し黄緑がかっています。また、椅子に座った状態のアングルで撮影すると、このようにご飯とみそ汁が大きく写りバランスが悪くなるのだとか
「パスタは麺よりも具にピントを合わせるのが、おいしそうに撮るポイントです」と渡辺さん。
皿全体を写すと料理が小さく、寂しい印象になってしまいがち。思い切って、パスタが画面からはみ出るくらいの構図で写してみて
サンドイッチのように形のはっきりしたものは、まっすぐに置かずあえて斜めに。写真にリズムが出ます。
白いパンをより明るく引き立たせるため、皿やテーブルは濃い色に統一して撮影。「テーブルクロスの代わりにお気に入りの雑誌を敷いても。それだけでおしゃれな1枚になります」