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感染症対策に 正しい手の洗い方

新型コロナウイルスによる感染症が話題になっています。感染症の有効な予防策といわれているのが、〝手洗い〟。改めて、正しい手洗いの方法を京都府医師会の理事で、感染症対策担当の禹(う)満さんに聞きました。

日常生活で、さまざまな物に触れる手。

「くしゃみやせきも、とっさに手で受けることがあります。帰宅時だけではなく、くしゃみをした後や調理前など各タイミングで手洗いをすることが大切です」と禹さん。

「くしゃみやせきは、ひじで受けると手を介した感染を防げます。手洗いの際も水栓のレバーや、洗剤ポンプをひじで押すなど、できるだけ手で触る機会を減らすことが重要。ひじを使った場合は、ひじを洗うことも忘れないでください」

手洗いは、一般的には2度繰り返すことで感染症予防になるといわれています。禹さんは、「手が荒れることもあるので、1分間かけて1度しっかり洗うだけでも効果的です」と話します。

アルコールによる消毒も同様の手順で。石けんがなくても、流水だけで一定の効果があるそう。

手洗いが不十分になりやすいところ

洗い残しが多い
指先、指の付け根、親指のまわり
洗い残しがやや多い
指と指の間、手のひらのしわ、手首

手洗いの方法

※②~⑦は順不同

  • 流水で手を洗ってから、石けんを手に取る
  • 手のひらと指の腹同士をこすり合わせる。手の甲と指の背も、もう一方の手のひらでのばすようにこする
  • 指の間と付け根を、指を組んでこする
  • 親指と親指の付け根のふくらんだ部分を、もう一方の手で握ってねじるように洗う
  • 手のひらをひっかくようにして、指先を洗う
  • 左右の親指以外の指を握りあって、指の腹同士をこすり合わせる
  • 手首の内側、外側、側面を洗う
  • 流水で洗い流す。蛇口を触った場合は蛇口も一緒に洗う。使い切りのペーパータオル、他の人と共有していない自分だけのタオルで手をふく

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