ここ数年、京都の街の風景に加わってきたコーヒースタンド。街歩きや通勤途中の人たちが立ち寄り、こだわりの一杯を持ち帰る姿もおなじみのものとなってきましたね。寒い日は、ぬくもり片手にお出かけを楽しんでみては。
堀川通から少し入ったところにある「アストレアコーヒー」で味わえるのは、酸味と苦味のバランスの取れた一杯。特にニュージーランドやオーストラリアではポピュラーな、エスプレッソとミルクを使った「Flat white」(550円)は、これを求めて足を運ぶ人もいるという人気の品。フォームミルクの量が比較的少なく、エスプレッソの味わいをより感じられます。
コーヒー豆入りのカラフルな箱が並ぶ店構え。「MAMEBACO」は、今は少なくなったタバコ屋さんのように気軽に立ち寄れる場所がある文化を復活させたいと誕生した、「珈琲焙煎所 旅の音」(左京区)の2号店です。やさしい味わいのコーヒーが多く、人気なのは「金木犀(きんもくせい)ラテ」(650円)。香り豊かな一杯です。コーヒー豆の販売もあり。
世界遺産・賀茂別雷神社(上賀茂神社)内にあるカフェ「神山湧水珈琲 煎」。ここでいただけるコーヒーに使われているのは、境内を流れる湧き水と、その水質に合う厳選された豆。まろやかで飲みやすいと評判だそう。すがすがしい空気に包まれながら飲むコーヒーは格別ですね。「Hot」(400円)、「Ice」(400円)。※参拝場所への持ち込みは不可
コーヒー豆の販売・卸を手掛ける「スタイルコーヒー」。豆の特徴を知ってほしいからと、テイクアウトもOKの「Filter Coffees」(450円~)、「Espresso」(400円)、「Latte」(500円)が用意されています。〝クリーン(雑味のなさ)〟〝スイートネス(甘さ)〟〝テクスチャー(質感)〟の3要素を軸に、豆の個性を生かすため浅いりに仕上げているそう。豆は常時3~5種類を販売。