寒い季節に懸命に咲く花々を見ていると、元気をもらえそうですね。春までが見ごろの花をめでに、出かけてみませんか。
宇治市植物公園には、冬桜(寒桜)と呼ばれる、冬から花を咲かせる桜があります。
冬の花びらは小ぶりですが、春を迎えるころには大きく花開くといいます。1つの花に複数の実ができる「子福桜(こぶくざくら)」は、花びらが重なる八重咲きの桜。季節による花びらの変化がわかりやすい品種なので、冬と春の違いを探してみるのもおもしろそう。
1月19日(土)~2月24日(日)の土日祝、午後1時15分から2時には、「温室フラワーツアー」を実施。室内の熱帯植物について、同園職員が解説してくれます。当日申し込み要。入園料のみ。
「源氏物語」ゆかりの花や木々が植えられている城南宮の神苑「源氏物語花の庭」。冬に参拝者の目をひきつけるのは、約300本のツバキです。
全32種と種類も豊富。深紅の「城南椿」をはじめ、ピンクや白、黄色など色や形の多様な花が神苑内に咲き誇ります。
2月18日(月)から3月22日(金)に開催される「しだれ梅と椿まつり」では、コケの上に落ちたツバキの花“落ち椿”と、風にたなびく約150本のしだれ梅の競演が見られますよ。
多種多様な草花が訪れる人を喜ばせる惠心院では、淡く香るスイセンが見ごろになります。
1つの茎に多くの花を付ける「房咲きスイセン」は白く、かわいらしい印象。宇治川のほとりから続く参道に彩りを添え、境内の奥一面を埋め尽くします。「房咲きスイセン」と入れ替わるように咲き始めるのが、鮮やかな黄色の「ラッパスイセン」。例年4月上旬まで楽しめるそう。
1月~2月は、冬の代表的な花であるツバキや甘く香るロウバイなども美しく咲くとのこと。境内をじっくりと散策してみて。