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ラグビー大会の舞台は田んぼ!

伏見区向島で行われるラグビーの大会。その会場はというと…、田植え前の田んぼの中! 泥だらけになりながらプレーする選手たちが、熱い戦いを繰り広げます。

会場となる種智院大学東側の田んぼ(4月に撮影)。大会の翌週には田植えが行われる予定

6月17日(日)に開催される「第1回たんぼラグビーin京都・向島」。種智院大学の東側、巨椋池干拓地の田んぼが舞台です。

女性や子どもを含む、24チームが出場。向島南小学校や向島二の丸小学校、向島中学校の子どもたち、向島中学校の教職員、看護師など、幅広い顔ぶれです。

田んぼは田植え前の水を張った状態とのことで、踏み入れれば泥まみれに。それでは、思うようにプレーするのは難しいのでは?

「体重の軽い子どもや女性の方が、泥に足をとられにくくて優位なんです」とは、「たんぼラグビー実行委員会」のメンバー・島田一博さん。

「ボールを取り合う場面では、大人が子どもに出し抜かれることもあるかと思います。年齢や性別に関係なくプレーできるのも、たんぼラグビーの特徴です」

選手たちが泥だらけで駆け回る、楽しい光景が見られそうですね。

当日は、試合以外の催しも。泥で遊べる「どろんこちびっこ広場」や、泥の上に設置された目印を目指して競走する「やさいフラッグ」といった子ども向けの企画には、自由に参加OK(いずれも無料)。地元の店が集まる飲食や物販のブースも用意され、にぎやかなムードが広がりそう。


「プレーする人も見ている人も楽しめる大会を目指します」と実行委員会のメンバー。
前列中央が宮本さん。大会ののぼりとおそろいのTシャツには、巨椋池のハスをイメージしたイラストが

向島ならではの自然を感じるイベントに

第2回・3回「たんぼラグビーin京都・福知山」の様子
(画像提供:たんぼラグビー実行委員会)

同実行委員会は昨年8月に結成。きっかけは、3年前から福知山で開催されているたんぼラグビーだったとか。

伏見工業高校ラグビー部のOBで、現在は農業を営む同実行委員会委員長・宮本直嗣さんは「高校の先輩だった島田さんが福知山の大会に出場していたので、観戦しに行きました」と話します。

「試合では珍プレーや好プレーが続出! 心をつかまれました。こんな大会を向島でもやりたいと考えたんです。農地を活用するという発想は、巨椋池の干拓地がある向島にぴったり。みんなでプレーするラグビーなら、地域の絆を深められるのでは、とも思いました」

大会に向けて会議を重ねるメンバー。「会場内で忘れ物があったらどうする?」など、当日の対応について相談します

実行委員会のメンバーは、地元の農家の人、福祉施設の施設長、運送会社社長で小学校のPTA会長、高校職員など、20人。取材日は7人が集合し、賞品の内容や大会当日の運営について話し合いました。

「向島ならではの自然を満喫し、土に親しみ、交流する。大会で生まれた仲間との関係が、町の振興につながることを期待しています。来年以降も続けていきたいです」

詳細は「第1回たんぼラグビーin京都・向島」のフェイスブック(https://www.facebook.com/events/137645733524294/)でも紹介。

第1回たんぼラグビーin京都・向島

※入場無料

日時
6月17日(日) 午前10時~午後4時
会場
種智院大学東側の田んぼ(伏見区向島西定請52・53・54番地、近鉄「向島」駅から徒歩約8分)
※専用駐車場なし。公共交通機関の利用を
問い合わせ先
たんぼラグビー実行委員会事務局=
TEL:090(8984)6688、

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