進学や就職などで、若者の新生活がスタートしましたね。品物を送る側と送られる側のエピソードや、離れて暮らしているからこそできた体験談などをリビング読者25人に聞きました。
一人暮らしを始める子どもが困らないようにと、食料品や身の回りの品物を送りたくなるのが親心。
家族が「よく送る食品」で一番多いのは、「柑橘類など季節の果物」。ついで、「スナック菓子」と主食の「米」がトップ3にランクイン。
子どもが「よく送ってもらう食品」は、帰宅後すぐに食べられる「冷凍食品」や「レトルト・インスタント食品」。食材があれば簡単に調理ができる「タレ」などは定番のよう。
その中でも「感動するほどうれしいもの」は「母の料理」でした。フリーザーバッグに入れて冷凍したものを送るなど、子どもの健康を考え、生活を支える家族の様子がうかがえます。これから荷作りをする方、参考にしてみて。
20歳の誕生日前日に「ワイン付きバルーン」をネットで注文し、配達。「これだけ?」と思わせて、当日「20の目録」と題し、20品目が詰まった段ボール3箱を送った。後日、初任給で買った家族6人分のプレゼントが届いた。(Yさん)
社会人になった時、「何があっても乗り越えられる。私たちは常にあなたの味方」という内容の絵本を、荷物の中にこっそり入れておいた。それを読んで「心配をかけたが、これからは親孝行したい」とメールがきた。(Tさん)
A4サイズの紙に家族の近況と「お帰りなさい、おつかれさま」とメッセージを書き、毎回、荷物の一番上に入れる。「お父さんがダイエットをして、ちょっとスマートになりました」と書いていたら、帰省した息子に「痩せてないじゃん!」とバッサリ。みんなで大笑いした。(Tさん)
荷物には毎回、母からの手紙が入っていた。チラシの裏などに書かれ、必ず「元気でがんばってね」。成人式のときもメモ用紙だったが、「おめでとうございます」とていねいな文体で書かれていた。うれしさと誇らしさで、大人の自覚がようやく芽生えた気がした。(Gさん)