もうすぐ桜の季節。今回は、祭りやコンサートなどのイベントも楽しめる桜スポットを4カ所紹介します。友達や家族と足を運んで、春を満喫しませんか。
ライトアップや散歩で、魅力を再発見
京都府立植物園
早咲きから遅咲きまでさまざまな桜があるため、見ごろの桜も日ごとに変わります
「桜散歩」では、植物園ならではの珍しい桜を観賞
約130種の桜を一般公開する京都府立植物園。日没後、園内の約250本の桜がライトアップされたり、園内を歩きながら職員が見ごろの桜を紹介してくれる「桜散歩」が実施されたり。いつもとは違う楽しみ方ができそうですね。花びらが何百枚もある「兼六園菊桜」や黄色の花が咲く「鬱金(ウコン)」など、珍しい桜も見ることができるかもしれませんよ。
- 「桜ライトアップ2018」
- 3月25日(日)~4月8日(日)午後6時ごろ~9時(入園は8時まで)
- 「桜散歩」
- 4月13日(金)・16日(月)午後1時~1時45分、4月14日(土)・15日(日) 午後1時~1時45分・午後5時~5時45分
- 〈入園料〉一般200円、高校生150円、中学生以下無料
- 〈会場・問い合わせ〉京都府立植物園(地下鉄「北山」駅3番出口すぐ)=TEL:075(701)0141
グルメの売店や音楽隊の演奏も
陸上自衛隊 桂駐屯地
満開の桜並木の下を歩く来場者。昨年は、約1万2000人が訪れたとか
4月初めになると、桂駐屯地内の約400メートルに及ぶ道路沿いに桜が一斉に咲き誇ります。
4月7日(土)・8日(日)には、桜並木を一般公開。50以上の飲食・グッズの売店、音楽隊の演奏、「京都サンガF・C・」のコーチによる子ども向けサッカー教室(8日のみの予定、雨天中止)などの企画が用意されます。普段なかなか見ることができない自衛隊装備品の展示もあり。
- 「平成30年度 桂駐屯地 桂さくら並木公開」
- 4月7日(土)・8日(日)午前10時~午後4時
- 〈入場料〉無料(売店は有料)
- 〈会場・問い合わせ〉陸上自衛隊 桂駐屯地(阪急「洛西口」駅から徒歩約5分)
=TEL:075(381)2125
美しい楽器の音色を堪能
平野神社
「魁」の花は、白に近い淡いピンク色。例年、3月中旬~下旬に開花します
拝殿で、桜の木々を背景に演奏が行われます
平野神社は、平安時代からの桜の名所。現在は約60種400本の桜の木があり、早咲きの「魁(さきがけ)」をはじめ、「平野妹背(ひらのいもせ)」「突羽根(つくばね)」といった希少な品種を観賞できます。
桜が境内を彩るころに催されるのが、クラシックを中心とした「桜コンサート」。春の風情を感じながら、フルート、ハープなどの音色に耳を傾けて。
- 「第18回 平野神社桜コンサート」
- 3月29日(木)~4月1日(日)・5日(木)~8日(日)・12日(木)~15日(日)各日午後2時~・7時~ ※時間変更の場合あり
- 〈料金〉鑑賞無料
- 〈会場・問い合わせ〉平野神社(市バス「衣笠校前」停から徒歩3分)=TEL:075(461)4450
お茶席と伝統芸能で和やかなひととき
墨染寺
花をめでながら抹茶と和菓子を味わえるお茶席
墨染寺といえば、地名の由来になったという「墨染桜」が有名。「薄墨色」と呼ばれる色をした小ぶりな花が特長です。境内にはほかにも複数の桜の木があり、3月下旬から花を咲かせます。
毎年、お茶席が登場する「墨染さくらまつり」は多くの人でにぎわいます。吹奏楽や大正琴の演奏、雅楽の舞なども披露されます。近くにある欣浄(ごんじょう)寺では、「墨染さくらまつり」の一環で、この日だけ本尊の伏見大仏の特別拝観が行われます。高さ約5・3メートルの木造の仏像を目の前で見ることができます。
- 「平成30年 墨染さくらまつり」
- 3月31日(土)午前10時~午後4時ごろ(お茶席は午後3時まで)
- 〈料金〉無料(お茶席のみ300円)
- 〈会場〉墨染寺(京阪「墨染」駅から西へ150メートル)
- 〈問い合わせ〉墨染活性委員会=TEL:075(642)4566