ある料理や食材にこだわった専門店が続々とオープンした昨年。こだわりの〝あの料理〟を食べに出かけてみませんか。
天むすは毎日6~8種が並びます。天むすとだし巻きを竹の皮でくるんだテイクアウトのセット(5個入り、1500円)も好評
「海老」「帆立」「煮穴子」などの天むすが、店頭のガラスケースにずらり(各250円)。
「天むす喜多」の店主の北聡仁(あきひと)さんは、祇園の和食料理店で10年修業をした後にこちらを開店。誰もが気軽に食べやすいものを、と天むすをメインにすることを思いついたそう。「大きな具材と自家製のタレ、口の中でほろりとほどけるごはんの握り具合が自慢です」
- 天むす喜多
- 下京区松原通西洞院西入ル
(地下鉄「五条」駅から徒歩約10分)
- TEL:075(365)3636
- 午前10時~午後2時、午後4時~7時
- 火曜休
カウンター4席で、イートインも可能です
ランチで人気の「おこぶの出汁茶漬け定食」(1000円)も〝昆布ずくめ〟。焼きおにぎりは、塩昆布を炊いた〝残りじょうゆ〟を塗ったもの。10食限定
創業100年以上の昆布の老舗が昨年3月に開いた「おこぶ北淸(きたせ)」。「昆布やだしのおいしさを再認識してもらったり、新しい食べ方を提案したり、昆布店のイートインコーナーみたいな感じです」とは店主・北澤雅彦さん。
夜は、地元・伏見の日本酒とともに「昆布〆ベジタブル」(400円)など、昆布やだしを使った約20種の一品料理が堪能できます。
- おこぶ北淸
- 伏見区南新地4-52
(京阪「中書島」駅から徒歩約3分)
- TEL:075(601) 4528
- 正午~午後2時(平日のランチは前日までに要予約)、午後6時~10時(LO)、土日祝は正午~午後10時(LO)
※ランチタイムは午後2時まで
- 月曜休(祝日除く)
カウンターの奥には畳の間があります
定番は中華風の「白ねぎ」(200円)と、サラダ感覚で食べられる「ベトナム風エビ春巻き」(写真奥・300円) ※焼き春巻きは、最初の注文時に添え野菜の料金として別途100円要
常時4種の春巻きが味わえる「春巻スタンド ラップ&ロール」。〝巻く〟〝包む〟というルールを守れば、さまざまなバリエーションに挑戦できるとのことで、注目は2種の季節替わりメニュー。これまでに「サバジャガ」「きんぴらウズラ」が登場したことも。隠し味やアクセントに、ねぎみそや切り干し大根、塩昆布を使うなど、店主のアイデアも包まれていますよ。
- 春巻スタンド ラップ&ロール
- 左京区山端壱町田町8-48
(叡電「修学院」駅から徒歩約2分)
- TEL:075(755)6504
- 午後3時〜10時
- 日曜・水曜休(不定休あり)
明るく居心地の良い店内。生ビールを飲みながら春巻きをガブリ
手前から「水餃子・パクチー」(378円)、「スペシャル・海老」(669円)、「焼餃子・オリジナル」(378円)。「ガーリック」以外はニンニクは入っていないとのこと
中華の枠にとらわれない〝餃子スタンド〟を、とオープンした「GYOZA8(エイト)」の主役は、もちろんギョーザ。「焼餃子」「水餃子」「蒸餃子」など合わせて10種がいただけます。「トリュフ」「ガリ」といった変わり種もありますよ。
酸味がある「みかん」や「大葉と小梅」のギョーザはシャンパン(1500円)との相性が良く、おすすめだそう。
- GYOZA8
- 東山区大和町16-1 Laon Inn 祇園縄手1階
- TEL:075(585)5390
- 午前8時~午後10時(LO午後9時30分)
- 月曜休
立ち飲みもOK。午前8時~10時は「お粥(かゆ)」(540円)もオーダー可