地元の魅力を伝えたい、さらにアップさせたい、そんな思いから地域の住民が企画した二つのイベントが11月に行われます。普段とは違う街の雰囲気を味わいに出かけてみては。
古くから宿場町として栄えた、西京区樫原地域。こちらの住民からなる「樫原町家灯篭(まちやとうろう)会」は、地元の子どもが誇りに思える町づくりをしたいと、会員の勉強会やイベントを行って景観の保全やかいわいの活性化に取り組んでいます。
そういったイベントの一つ、「第2回樫原のきさき市」では東西約700mの街道沿いの町家や住居の軒下にワークショップやグッズ販売のブースが登場します。
同会の代表・鈴木千鶴さんは、「和に関連のあるものとテーマを定め、出展・出演は合わせて35件ほど。昨年より10以上増えているんです」と話します。
大名が参勤交代の途中に泊まった宿である「本陣」やお寺の本堂では、源氏物語の朗読劇や邦楽の演奏が行われます。樫原の昔の映像が流れるプロジェクションマッピングも。かつてのにぎわいを思わせるようなひとときになりそうですね。詳しい内容は同会のフェイスブック(https://www.facebook.com/katagi
haramatiyatouroukai/)でチェック可能。
「現在、堀川通は幅50mという京都市では最も広い道路です」と話すのは、「堀川みどりのまちづくり会」の柴田晴美さん。地元育ちの柴田さんは、「ですが、御池通と四条通の区間は車の往来が目立ち、歩行者はあまり親しみは感じないかもしれません」と続けます。
緑によって街のイメージを変え、にぎわいを生み出せたらと、昨年、立ち上がったのが同会。〝歩いて楽しい堀川通〟の実現に向けて、話し合いを重ねてきたそう。今回、その取り組みの一環として「堀川みどりフェス」が開催されます。
当日は、堀川通の一角に直径90㎝の植栽プランター、木々をモチーフにしたフラッグなどを並べ、将来の街路樹をイメージさせるのだとか。
イベント内容の説明に加えて、周辺エリアの詳しい紹介を掲載した同会オリジナルの「堀川みどりフェスマップ」を現在配布中です。