子どもたちが自由に楽しめる遊び場が、9月9日(土)、西京区にある新林池公園に登場します。その名も、「らくさいプレイパーク」。思いきり好きなことをして遊べるんです!
キャッチコピーは“すきにあそんだら、ええやん!〟。今回の「らくさいプレイパーク」では、水遊びやお絵描き、泥だんご作り、糸つむぎ、段ボール遊び、フラワーアレンジメントなどをして自由に過ごせます。
「らくさいプレイパーク」を運営するメンバーの1人・池田峰子さんは、「ここでは、イスの上に立ってはいけない、ボール遊びは決められた場所でしないといけないというようなルールがないのが特徴です」。
いつものルールがないことに気付くと、子どもたちはより生き生きとするといいます。
「丸く切った段ボールの上にドングリを乗せて〝栗ご飯〟を作ったり、ビーズをあしらうなど、独自の発想で工作を始める子もいたんですよ」
さらに池田さんは、「〝やってみたい〟ことへの挑戦には、失敗も付きもの」と話します。「失敗して腹が立ったり落ち込んだり、驚いたり苦しんだり、さまざまな感情を持つことが、子どもの想像力を広げる大事な経験になるのではないでしょうか」
そんな子どもたちをサポートするのが、プレイリーダー。児童館のスタッフや学生、地域のボランティアがその役割を担い、各コーナーに数人ずつ配置されています。
「プレイリーダーは、遊びを教えたりはしません。子どもたちを見守りながら、自らも率先して遊び、楽しみます」
「らくさいプレイパーク」開催のきっかけは、地域の子どものために開催している「洛西フリースペース」の取り組みを屋外でも行おうとしたことでした。
「洛西フリースペース」を主宰する中道秀貴さんは、「4畳半の部屋に、子どもが10人以上来ることもあって。地域にもっと子どもの遊び場が必要だと思ったんです」。
その思いに共感した、公共空間の活用について実践的に研究する池田さん、新林児童館のスタッフなどが企画に加わり、昨年8月に第1回、12月に第2回を開催しました。
開催場所である新林池公園は、大きな木があったり、雑草が多かったりと、うっそうとした雰囲気もあります。池田さんは、「プレイパークとして利用していくことで、この公園にもっと人が集うようになり、より安心感のある場所になればと思います」。
来年以降は年に2回、夏と冬の開催を目指すとのこと。「参加する側でも、スタッフとしてでも構わないので、地域の人にどんどん関わってもらえたらうれしいですね」