ホーム > > 特集:おでかけ > 伝統芸能から感じる祇園祭

伝統芸能から感じる祇園祭

コンチキチンと聞こえるおはやし。いよいよ祇園祭の季節です。山鉾(やまほこ)町もにぎやかですが、祇園祭は八坂神社の祭礼。期間中、さまざまな伝統芸能が八坂神社に奉納されます。日本に長く受け継がれてきた芸能を、間近で見てみませんか。
※八坂神社=東山区祇園町北側625番地
※いずれも無料で鑑賞できます

舞や演奏などバラエティー豊かに

祇園祭伝統芸能大会
祇園祭伝統芸能大会

水干(すいかん)に長ばかま、そして烏帽子(えぼし)を身に着けて舞う「今様」

今様(いまよう)、詩吟、日本舞踊、筝曲(そうきょく)のほか、さまざまな伝統芸能が奉納されます。独特の音色や優美な動きなど、それぞれの芸能の持つ特徴を楽しみながら鑑賞して。各20分ほどの上演です。

7月15日(土)午後3時〜 八坂神社能舞台

〈問い合わせ〉 日本伝統芸能団=TEL:075(871)3205

ご祭神が登場する「大蛇(おろち)」などを上演

石見神楽
石見神楽

素戔嗚尊が大蛇を退治するシーン。和紙と竹で作られたヘビの胴体や素戔嗚尊のきらびやかな衣装にも注目を

島根県西部に伝わる伝統芸能・石見神楽(いわみかぐら)を京都で。演目は八坂神社のご祭神である素戔嗚尊(すさのをのみこと)が登場する「大蛇」ほか。リズミカルなおはやしに合わせて、大蛇を退治するシーンは特に見応えがありますよ。

7月16日(日)午後6時30分〜 八坂神社能舞台

〈問い合わせ〉 京都島根県人会島根奉賛会事務局=TEL:075(953)1859

古典的な喜劇に思わずクスッ

八坂神社御神事御後宴奉納狂言
八坂神社御神事御後宴奉納狂言

比較的ゆっくりとせりふを言うのが、茂山忠三郎家の特徴だそう

茂山忠三郎社中による狂言。ハギ見物をする大名と太郎冠者のやりとりがおもしろい「萩大名」や、宗旨について争う狂言の名曲「宗論」などを上演します。この夏、茂山忠三郎を襲名する茂山良暢さんらが出演。目の前で繰り広げられる喜劇に、思わず笑ってしまいそう。

7月25日(火)午前11時〜 八坂神社能舞台

〈問い合わせ〉 忠三郎狂言会事務局=TEL:075(432)6655

人間国宝の演奏を聞くことも

琵琶楽奉納演奏
琵琶楽奉納演奏

小学生の谷口旭翠奈さん(右)、谷口旭翠幸さん(左)姉妹の演奏は息ピッタリ

琵琶の〝弾き語り〟が行われます。奉納行事には、小学生を含む10組が出演。重要無形文化財(人間国宝)の奥村旭翠(きょくすい)さんも、「一の谷」を演奏します。ハリのある琵琶の音と独特の語り口で物語の世界に引き込まれます。

7月23日(日)午後1時〜 八坂神社能舞台

〈問い合わせ〉 日本琵琶楽協会関西支部=TEL:06(6444)5455

四条通に二つのステージが出現します

宵宮神賑奉納行事
宵宮神賑奉納行事

真っ白なサギに扮(ふん)した子どもたちが、羽根を広げて踊る「鷺踊」

四条通に2カ所の特設ステージを設置。京ばあむ前の会場では、午後6時10分ごろから始まる舞楽に続いて、小学生による「鷺踊(さぎおどり)」が。パカラパーキング前会場では午後7時ごろから、京舞や祇園祭音頭踊などが行われます。四条通が一気ににぎわいそうですね。

7月16日(日) 午後6時10分〜/四条通花見小路西入ル 北側車道特設ステージ(京ばあむ前) 午後7時〜/四条通花見小路東入ル 南側車道特設ステージ(パカラパーキング前)

〈問い合わせ〉八坂神社=TEL:075(561)6155

このページのトップへ