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わが町どーれだ?

おすすめスポットもチェックして 答えはコチラ

皆さん、自分の住む町は分かりましたか? 答えとヒントの解説はこちら。併せて、地域の観光協会や編集部のおすすめスポットも紹介します。テーマは、“もっとたくさんの人に知ってほしい場所”。足を運んで、新しい魅力に出あいませんか。

1は長岡京市

“ランリック”が初めて導入されたのは、長岡第三小学校。「軽くて安全な通学かばんを安く作れないものかと、当時の校長が学生用品店に相談したことが製造のきっかけです」(同校教頭・尾瀬さち子さん)

また、西山などの緑を次世代へ残そうと「環境都市宣言」をしている同市。「2009年、環境保護に対する気運が高まる中、市民や企業、諸団体、行政が協働し、環境都市として誇れるまちづくりに取り組むという決意から宣言へと至りました」とは、長岡京市環境政策室の森本久美子さん。

編集部より

約1400年前の古墳が状態よく残っています

寂照院

海印寺の支院の一つ。本堂裏に、自由に見学できる古墳「走田(はしりだ)九号墳」がある珍しいスポットです。中に入ると、少しひんやり。ひつぎを入れるための部屋と通路からなるこちらは、少なくとも全長5.3mといわれています。

長岡京市奥海印寺明神前31
(阪急バス「明神前」停から徒歩5分)、
TEL:075(954)8100。午前9時〜午後5時

2は宇治市

観光地はあるけれど宿泊地が少ない宇治市と、湯の花温泉やトロッコ列車、保津川下りが人気の亀岡市。宇治市観光協会の多田重光さんによると、「京都縦貫自動車道が2市をつないだことで、観光協定が締結されました」とのこと。観光は宇治、宿泊は亀岡という楽しみ方ができますね。

町の名が付いた授業とは、“宇治学”のこと。宇治の観光や産業などを題材に、課題を解決していく授業です。宇治市教育部一貫教育課の渡邉和孝さんの話では、「小中一貫教育の取り組みの一つとして始まりました。市内全公立小・中学校で行われています」。

編集部より

細かな明朝体の文字が並ぶ木版が棚にずらり。これらを間近で見ることができます

宝蔵院

2階建ての倉庫には、横が82cm、縦が26cmの約6万枚の木の板が。こちらの寺院は、各宗派のお経の総集である大蔵経を日本で初めて木版で印刷をした“印刷所”でもあります。今でもこの木版を使ってお経を刷っているんですよ。

宇治市五ヶ庄(JR・京阪「黄檗」駅から徒歩5分)、
TEL:0774(31)8026。
午前10時〜午後4時30分。大人300円、中高生200円

3は城陽市

姉妹都市である城陽市とアメリカ・バンクーバー市。「人口、面積、気候などが似ていたことや、市民の親日性が高かったという理由で盟約が結ばれました」とは、城陽市役所秘書広報課の担当者。市内の“バンクーバー通り”も盟約にちなんでいるよう。

金や銀にきらめく金銀糸は、城陽市が全国生産の約50%を占めます。城陽市商工観光課の担当者は「西陣織でよく使われることや、市内の豊富な地下水がもたらす適度な湿気が生産に適していることで、生産量が増えたと考えられます」。

編集部より

久世神社の隣に歌碑が設置されています

久世の鷺坂

万葉集のいくつもの歌で、景色の美しさをたたえられた“久世の鷺坂”。久世神社の隣の坂がその坂といわれています。城陽市教育委員会の小泉裕司さんによると候補はほかにもあるとのことですが、実際に30mほどのゆるやかな勾配が続く坂を上がると、城陽市街の景色と遠くの山々を見渡せます。歌人・柿本人麻呂もはるか昔、この地に立ったのでしょうか。

城陽市久世芝ケ原142
(JR「城陽」駅から徒歩5分)

4は京都市

スパゲティの消費量が全国1位(※)の京都市。京都市総合企画局情報化推進室の林正洋さんからは、「姉妹都市フィレンツェとの交流があったことも関係しているかもしれません。スパゲティを提供する喫茶文化が根付いていることの影響も考えられます」との話が。

府内1位を誇る野菜の生産高について教えてくれたのは、京都市農業振興整備課の杉本知隆さん。「昔から地産地消の概念が強く、都で需要があったため、野菜の生産が盛んに。以後、改良を重ねたことで現在のブランド化につながったんです」

※家計調査都道府県庁所在市別ランキング(2015年)調べ

編集部より

四条通からもお店を通り抜けて参拝できます

染殿院

新京極商店街の路地奥の“異空間”。見過ごしてしまいそうな場所にあるのが染殿院です。「かつて近くにあった金蓮(こんれん)寺の塔頭(たっちゅう)の一つで、この寺院だけが残りました」と住職の山羽学天(やまばがくてん)さん。同寺で祈願した染殿皇后が無事、清和天皇を産んだことから、安産・子宝の御利益があるといわれています。

京都市中京区新京極通四条上ル(阪急「河原町」駅から徒歩5分)、TEL:075(221)3648

5は久御山町

久御山町では、ホウレンソウなど鮮度が落ちやすい野菜の生産が盛ん。JA京都やましろ久御山町支店の担当者は、「巨椋池で水田稲作を営んでいた農家が、転作して野菜を栽培。それが国道1号の開通により流通しやすくなり、生産が活発になったのでは」。

飛び地があるのは、宇治田原町と宇治市の境にある三郷山。久御山町役場総務課・繁光拓樹(ひろき)さんは「三郷山はかつて、久御山町の雙栗(さぐり)神社の宮地でした。そのため、三郷山を久御山町の佐古・佐山・林の三つの村が管理するようになり、久御山町に三郷山も含まれることになったと推測されます」。

久御山町産業課より

青々とした若葉が出る夏季の眺めもおすすめです

「浜台の浜茶」と流れ橋の景色

京都京阪バスの「佐山」停で降り、南へ歩くこと10分。木津川の堤防に立つと、茶園が目に入ります。浜台にあるこの茶園でてん茶を栽培することから“浜台の浜茶”と呼ばれる景色と、木製の流れ橋が一緒に眺められます。「日本の原風景のようなんです」と久御山町役場産業課の安岡あずささん。

久世郡久御山町佐山浜台

6は大山崎町

秀吉の居城があった、大山崎の天王山。「山崎の合戦の後、京都と大阪に目が届くということで注目したようです」。大山崎町歴史資料館の福島克彦さんの話では、ここで戦後処理をしたのだとか。

JR「山崎」駅のホームには、京都府と大阪府の境界線を示す看板が。大山崎町政策総務課企画観光係の上田知沙さんによると、ホームの下に境となる西谷川が流れているそうです。

大山崎町政策総務課企画観光係より

トンネルはとても小さく、しゃがんでやっと通れるほどの大きさです

ねじりまんぽ

前出の上田さんが推薦してくれたのは全国的にも珍しいトンネル。JR「長岡京」駅と「山崎」駅の間にあり、アーチ部分がねじれたように見えるのが特徴。線路と道路が斜めに交差するためレンガを線路に直角になるように積んだことで、このような構造になったとのこと。ちなみに、“まんぽ”とは、小さなトンネルという意味なんですよ。

乙訓郡大山崎町円明寺
(阪急「西山天王山」駅から徒歩10分)

7は向日市

向日市の人口密度が高い理由について向日市企画調整課の担当者は、「阪急やJRの駅が五つあり、通勤・通学に便利です。自然豊かで、古墳や長岡京跡があり歴史を感じられる点も人気なのでは」とコメント。

同市で冬に鮮やかに色づくのがポインセチア。「地元の農家が植物の栽培を始めるにあたり、水の流れが集中しやすい地域性を考え、水に強く、華やかなポインセチアに着目したんです」とは、向日市産業振興課。鉢に入る大きさの“向日町仕立て”に改良されています。

奥に神社のご神体の井戸があります

増井の井戸

向日市観光協会の北村幸さんが紹介してくれたのは、向日神社の境内奥にある「増井の井戸」。向日神社の宮司・六人部(むとべ)是継さんによると、ある言い伝えがあるそうで…。約150年前、大阪で火事が起こった際に「向日神社にある井戸の水をかけよ」とのお告げに従ったところ、たちまち火が消えたのだとか。今も、水深約50cmの井戸ではわずかに水が湧いています。

向日市向日町北山(阪急「西向日」駅から徒歩15分)、TEL:075(921)0217

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