間もなく、桜が満開になる時季がやってきますね。地元でも、桜にまつわるさまざまなイベントが開かれます。祭りにライトアップに、足を運んでみませんか。
ソメイヨシノやオオシマザクラなど、約2000本の桜が彩る宇治川のほとりで、4月1日(土)・2日(日)に「宇治川さくらまつり」が開かれます。
宇治川に浮かぶ宇治公園の中の島には、約20店舗がずらり。花見弁当や桜まんじゅうを買い、川べりに座って桜を眺めながら食べるのもいいですね。竹製品などの工芸品もあります。
景色は、花見船(一般600円、小学生300円)からも満喫できますよ。宇治市観光センターの2階に登場する、抹茶と春のお菓子がいただけるお茶席(500円)に参加してみても。
同日、「炭山陶器まつり」も開催されます。陶芸の里として知られる宇治の炭山の窯元が30ほど出店し、茶わんなどさまざまな陶器が並びますよ。
豊臣秀吉が晩年に行い、総勢1300人が参加したといわれる「醍醐の花見」。こちらの豪華絢爛(けんらん)な催しを模して実施されるのが、4月9日(日)の「豊太閤(ほうたいこう)花見行列」です。
舞台は、約800本の桜が植えられている「醍醐寺」。カワヅザクラに、ソメイヨシノ、オオヤマザクラなど、多種多様な桜が咲く名所です。
当日の見どころは、華やかな行列。豊臣秀吉をはじめ、淀、秀頼、前田利家などに扮(ふん)した一行が、国宝に指定されている三宝院唐門からスタートして、境内を練り歩きます。金堂前では奉納行事も。舞楽や狂言、東映太秦映画村の役者による寸劇などが披露されます。
「宇治市植物公園」では、「20周年記念 しだれ桜夜間無料公開」が始まっています。3月31日(金)までライトアップされるのは、見ごろを迎えた園内のシダレザクラ5本。
すべて市民から寄贈されたもので、国の天然記念物である福島県三春町の「三春滝桜」や、円山公園の「祇園枝垂桜」と同系統の桜もあるのだとか。一番大きい石垣沿いの木で樹齢約70年、8mの高さがあります。ベニスモモ、エドヒガンも一緒に楽しめますよ。
「昼の桜も美しいのですが、夕暮れから夜にかけて移ろう空の景色の中で見る桜もまた違った雰囲気。写真好きな方々にも人気です」とスタッフ。