花々がつぼみを開き、春の兆しを実感できるようになってきましたね。季節の変化を知らせてくれる春の花をめでに出かけませんか。
オレンジがかった鮮やかな黄色い花が咲くヤマブキ。惠心院のヤマブキは、八重咲きの丸い花が特徴。コロンとした姿が一段とかわいらしさを演出しています。
4月中旬。宇治川のほとりから真っすぐに延びる参道にヤマブキが一斉に咲き、訪れる人を出迎えてくれます。こんな春らしい道なら、足取りも軽くなりそうですね。
総面積10ヘクタールの敷地で、一年中、多彩な植物を育てている宇治市植物公園。暖かくなって、散策が楽しくなる今の時季、園内にある「春のゾーン」で小さな黄色い花をつけた木に出合ったら、それがサンシュユです。枝の先に、丸い花がたくさん集まって上向きに咲いている様子は、一つ一つがミニブーケのよう。
約1000年の歴史を持つ平等院。3月中ごろになると、塔頭(たっちゅう)・浄土院に咲くボケの花が人々の目をひきつけます。大人の背を軽く超えるほどの高さから地面すれすれまで、枝に真っ赤な花がたくさん開いている様子は、インパクトを感じます。