京都で定期的に開かれる手作り市やマルシェ。作り手のこだわりが詰まった商品が数多く販売されますね。
品物を眺めて歩くだけでもワクワクしそうですが、今回は買い物と一緒に無料の催しも楽しめるものを紹介します。春の週末、家族で出掛けてみませんか。
モネ、ダビンチ、ルノワール―。手作り市「北山クラフトガーデン」の会場は、「京都府立陶板名画の庭」です。名だたる画家の絵を再現した、巨大な陶板画が飾られているこちら。当日は、通常必要な施設入場料(100円)が無料です。
この手作り市には、〝アートでスタイリッシュ”を意識したお店が40~60店舗オープン。手製のおしゃれな雑貨などを扱います。
買い物の合間に訪れたいのが、地下1階で行われるオカリナの演奏会。午後1時・2時の2回開催です。約30分間、オカリナのやわらかな音色に耳を傾けて。
〝自然の中でものづくりに触れるスローホリデー”。春の糺の森で、2日にわたって開催される「森の手づくり市」のテーマです。約200店ずつ日替わりで出店するので、両日訪れてもいいですね。革小物や木工品、天然の素材を用いたアクセサリーなどが売られます。
無料の「森の音楽会」も開催。正午から午後3時40分まで、1日4組の音楽家が演奏します。会場の雰囲気に合わせ、披露されるのは落ち着いた曲の数々。近くにはキッチンカーも用意されます。軽食をとりながら、ゆっくりと過ごしてみては。
芸大生や若手アーティストが集まって作品を販売する「京都アートビレッジ」。会場はゼスト御池の河原町広場です。
並ぶのは、デフォルメされた似顔絵を描く店や、飛騨高山の木工細工の店など。通りすがりに気軽に立ち寄れる点も好評です。「一点物ばかりなので、特別な贈り物を探したい人にもぴったりです」と主催者。
作家が即興で絵を描く「ライブぺイント」にも注目を。午前10時すぎに描き始め、仕上がるのは夕方近くとのこと。絵画の完成までを見られる、貴重な機会ですよ。
文化施設「アンスティチュ・フランセ関西」で実施される「ル・マルシェ・フランコフォニー」の特徴は、まるでフランスに来たかのような感覚を味わえること。マルシェ(市場)のスペースには約40店が軒を連ね、旬の有機野菜やナチュラルワイン、料理、雑貨などが販売されます。キリスト教の復活祭にちなんだ品も売り出されるとか。
今回は特別な催しも多数。フランスで老若男女問わず親しまれている球技・ペタンクの体験や、ライブ、映画上映もあります。異文化をさまざまな面から満喫できる1日になりそう。