2月3日(金)は春の訪れを告げる節分。地元の寺社では、招福を祈願するさまざまな行事が行われます。厄を払って福を授かりに、出かけてみませんか。
松尾大社の「節分祭」の見どころは、午前10時から行われる石見(いわみ)神楽。島根県益田市の民俗芸能無形文化財に指定されている、出雲神話を題材にした伝統芸能です。スサノヲノミコトがヤマタノオロチを退治する、迫力あるラストシーンに注目を。
午後の神事では、宮司による追儺(ついな)行事に続き、福男と福女の福豆まきがスタート。授与される福豆(300円)には抽選券が付いています。
2月3日「節分祭」
【アクセス・問い合わせ】
松尾大社=西京区嵐山宮町3(阪急「松尾大社」駅から徒歩3分)、TEL:075(871)5016
3匹の鬼を、豆まきで退治! 長岡天満宮の「節分祭」では、年男・年女が豆をまき、鬼を追い払います。
登場するのは鬼だけではありません。長岡京ガラシャ祭のマスコットキャラクター「お玉ちゃん」や、京都府の広報監「まゆまろ」も駆けつけ、行事を盛り上げますよ。菓子、植木などが販売される「天神楽市」や、バルーンアートの配布も楽しみ。
2月3日「節分祭」
【アクセス・問い合わせ】
長岡天満宮=長岡京市天神2–15–13(阪急「長岡天神」駅から徒歩10分)、TEL:075(951)1025
古くから福を招くと信じられている七福神。「天龍寺節分会」では、七福神をまつる七つの塔頭(たっちゅう)をまわる「七福神めぐり」が行われます。山門入り口で福ささ(2500円)を授かり、それぞれの寺でお札をいただきましょう。
豆まきは3回にわたって実施されます。嵯峨・嵐山・広沢小学校と嵯峨中学校の生徒が手がけた書道と絵画の展示や、無料の甘酒接待もあり。
2月3日「天龍寺節分会」
【アクセス・問い合わせ】
天龍寺=右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68(京福「嵐山」駅からすぐ)、TEL:075(881)1235
大覚寺の「節分会」は、「星まつり」とも呼ばれています。その年の運命をつかさどる星を供養。祈願をささげれば、人生に幸福と平和がもたらされるのだとか。
この後はいよいよ豆まき。僧侶から参拝者に向けて福豆がまかれます。そのかけ声は「福は内!」のみ。寺の中に鬼はいないとの考えから、「鬼は外」と言わないそうですよ。
2月3日「節分会(星まつり)」
【アクセス・問い合わせ】
大覚寺=右京区嵯峨大沢町4(JR「嵯峨嵐山」駅から徒歩17分)、TEL:075(871)0071