先生は、知識や経験を持つ“まちの人”。生徒は、その分野に関心のある“まちの人”。「教えたいことを教え、学びたいことを学ぼう」をコンセプトに行われるのが、初開催となる「みんなの学校ごっこin東山」です。
「あえて“ごっこ”と付けているのがミソです」とは、このイベントを主催する「京都市東山いきいき市民活動センター」のセンター長・岡本卓也さん。
岡本さんはセンターの活動などを通じ、地域には、いろいろな特技や趣味を持っている人がたくさんいることに気付いたのだとか。
「ご自身では大したことはないと思っていても、他の人からみたら『それはスゴイ!』と思えることも。そこで、そういった特技などを発信できる場を企画しました。プロではないので、失敗するかもしれません。それもOKということで、“ごっこ”なんです」
講師募集をしてみると、個性豊かな“先生”が集まったと岡本さん。「面白いことになるはずです」と自信をのぞかせます。
取材日には、「体育館でドローンを飛ばしてみよう!」の先生を務める村岡文彦さんと助っ人のストヤン・ジェコフさんを交えての打ち合わせが行われていました。
ドローンの操縦が趣味という村岡さん。「日本では、ニュースのネタになったりして少々悪いイメージが先行していますが、まずは、面白さや可能性を、大人はもちろん子どもさんにも感じてもらいたいです」と語ってくれました。
テスト飛行では、ドローンレースの参加歴約2年のストヤンさんが、高速での上昇・下降や急旋回などを披露。それを見ていた岡本さんも、「実物はすごいな」と驚きの声を上げていました。
こうした授業が16ジャンルあり、いずれも参加無料です(一部材料費が必要な場合も)。申し込みは、「リビングを見た」と電話で(ウェブサイトからも同様)。定員になり次第受け付け終了(余裕があれば当日参加も可)。問い合わせ・申し込みは、京都市東山いきいき市民活動センター(京都市東山区巽町442-9)=TEL:075(541)5151=まで。