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“共演”がテーマの紅葉狩りへ

もうすぐ木々が色づく時期。その美しさをより引き立ててくれる“パートナー”にも注目しながら、紅葉狩りを楽しみませんか。モミジとコラボレーションすることで生み出される景色。写真に収めるのもおすすめですよ。

色づく葉の合間にのぞくかやぶき屋根

祇王寺

カエデが散るのは12月上旬ごろとのこと

祇王寺

「平家物語」にも登場する祇王寺。平清盛の心変わりにより、都を追われた祇王の話が伝わる尼寺です。
こけむした庭はカエデの木々が茂ります。庭の奥、枝葉の合間にはわびとさびを感じさせるかやぶきの屋根が。
素朴なこの屋根を、黄やオレンジに色づいた木々が彩るのはこの時期だけ。つかの間の愛情しか手に入らなかった祇王のエピソードを思い起こさせる景色です。

住所・電話番号
祇王寺=右京区嵯峨鳥居本小坂町32(市バス「嵯峨釈迦堂前」停から徒歩約15分)、TEL:075(861)3574
拝観時間
午前9時~午後5時(4時30分受け付け終了)
拝観料
大人300円、小中高生100円、小学生未満は無料 ※境内は飲食・三脚での撮影禁止

天守閣の黒い瓦に映える赤

伏見桃山城運動公園

伏見桃山城と紅葉

伏見桃山城運動公園

8万6000平方メートルの敷地を持つ伏見桃山城運動公園には、樹木が数多く植えられています。模擬天守閣のあたりでの注目がモミジ。真っ赤なモミジが城の黒い瓦屋根によく映えています。
天守閣と紅葉を一緒に写真に収められるのは、市内ではここだけ。城の南西にある朱塗りの橋のそばや、石垣の近くからなど、アングルを変えて楽しんで。

住所
伏見桃山城運動公園=伏見区桃山町大蔵45(JR「桃山」駅から徒歩約15分)
問い合わせ
京都市文化市民局市民スポーツ振興室=TEL:075(366)0168
料金
無料 ※城内は入場不可

自然のレッドカーペットが階段に出現します

安楽寺

モミジが積もった石段を上って境内へ

安楽寺

哲学の道の東側に延びる、“隠れ道”。この閑静なエリアに立つのが、春と秋にのみ一般公開される安楽寺です。
その風景に出あえるのは、11月末~12月初旬。山門前の階段に、散り積もったモミジが作り出すレッドカーペットが出現するのです。錦秋という言葉がぴったりのこの情景に、例年多くの参拝者が魅了されるそう。

住所・電話番号
安楽寺=左京区鹿ヶ谷御所ノ段町21番地 (市バス「真如堂前」または「錦林車庫前」停から徒歩約15分)、TEL:075(771)5360
拝観期間
11月3日(祝・木)・5日(土)・6日(日)・12日(土)・13日(日)・19日(土)~12月4日(日)※階段は常時見学可
拝観時間
午前9時30分~午後4時30分
拝観料
500円(階段の見学は無料)※禁煙、三脚での撮影禁止

お堂前の池が、秋景色を映す水鏡に

醍醐寺

夜間ライトアップの様子

醍醐寺

世界文化遺産の醍醐寺は、山上の「上醍醐」、麓の「下醍醐」の2つのエリアに分かれています。朱色のお堂「弁天堂」があるのは「下醍醐」。
お堂とその前にかかる橋、紅葉した木々。それらがくっきりと池の水面に映ることで、鮮やかさが増しているよう。
11月18日(金)~12月4日(日)は夜間ライトアップも実施されますよ。夜の暗がりが、弁天堂や色づいた葉の赤色を一層際立たせます。

住所・電話番号
醍醐寺=伏見区醍醐東大路町22(京阪バス「醍醐寺前」停から徒歩すぐ)、TEL:075(571)0002
期間
夜間ライトアップは11月18日(金)~12月4日(日)午後6時~8時50分(午後8時10分受け付け終了)
拝観時間
12月4日までは午前9時~午後5時、12月5日(月)~2017年2月28日(火)は午前9時~午後4時30分(入場受け付けは30分前まで)
※入場券の発行は拝観終了の1時間前まで
拝観料
三宝院・伽藍・霊宝館の3カ所共通券は1500円。夜間ライトアップ(下醍醐の伽藍のみ)は1000円 ※禁煙、三脚での撮影禁止

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