竹とんぼをいっせいに飛ばした人数で、「ギネス世界記録®町おこしニッポン」に挑戦。そんな企画が11月23日(祝・水)、伏見区・深草で実施されます。現在の最高記録である410人を超えようと、参加者を募集中! 本番を前に、竹とんぼ教室も開催されていますよ。
10月下旬に訪れたのは、深草小学校で開かれた6回目となる竹とんぼ教室。
「記録に挑戦するだけではなく、実際に昔ながらの竹とんぼを作ってほしいと思い、6月から行っています。親子で参加することで絆がより深まれば」と話すのは、「深草竹とんぼ実行委員会」の三林裕明さん。
そもそも同会が立ち上がったのは1月のこと。深草商店街の恒例イベント「ふかくさ100円商店街」が10回目を迎えるにあたり、何か特別なことができないかと、三林さんをはじめ深草商店街の有志のメンバーが模索。
「インターネットの動画で、熊本県で竹とんぼをいっせいに飛ばす挑戦を見て、これだ!と思いました。深草は竹の町ですし、地域の資源の活用やPRにもつなげたいです」
本番を間近に控えた心境を尋ねると、「最初は挑戦することに意義を感じていましたが、いざ本番を前にすると成功させたいという気持ちでいっぱいです。ぜひたくさんの人に参加してほしいです」と意気込みも十分です。
「竹とんぼ教室は毎回、思った以上に好評です。何回も来てくださっている方もいるんです」。取材の日も親子連れなど、20人ほどが参加していました。
「左右の重さのバランスを整えられたらきちんと飛びますよ」など、まずは講師を務める「NPO竹と緑」、そして同会メンバーである佐々木幹夫さんが注意点を説明。紙やすりや小刀で形を整えたり、仕上げに自分の名前や好きな柄を書いたりと、約1時間、みんな夢中で作っていました。
最後は外に出て、いよいよ竹とんぼ飛ばし。「わーだめだ。難しい」「やったー、見て!飛んだよ」とあちこちから声が聞こえてきます。
参加者の小学生からは「竹とんぼは見るのも作るのも初めて。難しかったけれど楽しかった」、娘と一緒に参加していた父親からは「昔作ったことがありましたが、ここまで本格的に作るのは初めてで面白かったです」などの声が。子どもはもちろん、大人も熱中していました。
現在、竹とんぼ教室、「ギネス世界記録®町おこしニッポン」ともに参加者を募集中です(表参照)。問い合わせは、深草竹とんぼ実行委員会=TEL:075(643)2476=まで。